1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

「自分でやった方が早い病」かかる人の"根本原因" リーダーがこう考えると組織はダメになる

東洋経済オンライン / 2024年12月19日 17時0分

マネージャーが部長、本部長、取締役とさらに上がっていくと、ヒューマンスキルなんて大事に決まっているじゃないか、トップマネジメントに求めているのは、物事の本質を見極める力、つまりはコンセプチュアルスキルだ、となります。

こうして全体を見るとわかりやすいのですが、実際に会社の中で一段ずつ階層を上がっていく本人は、階層が上がったことで戦う土俵がガラリと変わったことにすぐには気がつきません。そのまま、今までのやり方を続けてしまいがちです。

これは私自身の体験としてもそうですし、私の会社のマネージャーを見ていても、クライアントの話を聞いても、どこでも同じことが起こっています。

しかしながら、自分が周りから求められている役割やスキルが変わっていることに気づかず、古いやり方を続けると、組織の成長を妨げてしまいますから要注意です。主任クラスがマネージャーに昇格した場合に起こりがちな「自分がやったほうが早い病」は、この典型なのです。

自分がいた世界の物差しで考えてしまう

人間は、どうしても今まで自分のいた世界の物差しで見たり考えたりしてしまうので、新たな役割ではルールがガラッと変わっていることに気がつきません。

周りの環境が変わったわけではないのに、自分の役職が上がっただけで求められるスキルも変わっているなんて、気がつかないのも当然かもしれません。

せめてもの対策として、マネジメントレベルに応じて必要なスキルが変わることを知識として知っておきましょう。

役職が上がるたびにその変化を意識するようにすれば、こうした“よくある行き違い”を、多少なりとも防ぐ一助となるはずです。

あべき 光司:プロフェッショナルコーチ/税理士・EMP税理士法人代表

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください