暴落の予兆?バフェット「現金50兆円」確保の狙い マーケットをつぶさに分析して見えてくること
東洋経済オンライン / 2024年12月19日 7時40分
ただ注意しなければいけないのは、カネ余りの時代で割高になったから株価が暴落するという短絡的な関係はなかなか成り立たないと思います。株価が下がると、待ち構えていた資金がバーッと入ってくるので、おそらく下落局面はわりとすぐ済んでしまう。
では、割高とはどういうことなのかいうと、これは株式投資収益率が低下するということです。CAPEレシオはPERの一種で、PERが上がるということは企業の成長率を先読みして株価に織り込んでいくということ。つまり利益を先食いするということなので、PERが上がれば上がるほどこれから5~10年で見た株式投資収益率は下がっていくことになる。
バフェットは短期的な相場の予想に頼らない人なので、暴落を予想して株式から現金にシフトしているのではなく、ここから先は株式の収益率も下がっていくはずだと思って現金や債券にシフトしているのではないかと私は考えています。
動画内ではこのほかにも『金利復活の影響』『94歳バフェット「次の一手」』『バフェットのまねをするのはありなのか』『日本人も米国債を買うべきか』について聞いています。
藤尾 明彦:東洋経済 記者
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
会社四季報で見るべきPERとPBR以外の株価指標 PBR革命の次は、PSR革命がやってくる
東洋経済オンライン / 2024年12月11日 9時30分
-
2025年の日経平均株価は一体いくらになるのか デフレ脱却相場の当面のピークは7月に来る?
東洋経済オンライン / 2024年12月9日 9時30分
-
バフェット氏の債券投資家への転向が意味すること
財経新聞 / 2024年12月7日 22時29分
-
【個別株を選ぶ前に!】プロが必ずチェックする20の情報とその見方
MONEYPLUS / 2024年12月7日 7時30分
-
トランプシフトに動くグローバルマネー。したたかなヨーロッパ、為替に振り回される日本、そしてアメリカは?
Finasee / 2024年11月21日 13時0分
ランキング
-
1「オーケー」が大阪に上陸、開店前に“300人行列”の熱気 社長「競合より高ければ値下げ」の気迫
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月19日 8時0分
-
2ヤマト運輸の委託見直し打診、日本郵政社長「ヤマト側の事情」…ヤマトは「従前より配達日数が伸びている」と説明
読売新聞 / 2024年12月18日 20時28分
-
3「吉野家」ついにクレジットカード決済導入 「はなまるうどん」も
ORICON NEWS / 2024年12月19日 11時30分
-
4パナ部品子会社の品質不正「社長も隠蔽」の衝撃 検査データ捏造する「スペシャルモード」が存在
東洋経済オンライン / 2024年12月19日 8時31分
-
5日本国民ブチギレ! 政府「ガソリン価格“5円”あがります」 1月に「さらに5円!?」 「年末年始にやめて…」の声も 話題の「ガソリン減税」どうなった? 不満多し理不尽な政策に怒り
くるまのニュース / 2024年12月18日 16時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください