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なぜか「お金が逃げていく人」に共通する5つの癖【再配信】 長年「貯まらない人の家計」を見えてきたプロが指摘

東洋経済オンライン / 2024年12月20日 8時0分

お金が逃げていく人の考え方には共通点があるといいます(撮影:梅谷秀司)

【消費経済ジャーナリストである松崎のり子さんの連載『トクを積む習慣』。2024年に配信したものの中でとくに人気の高かった記事をお届けします。こちらは2024年1月9日に公開した記事の再配信です】

年初めに2024年の目標を立てた人もいるだろう。今年こそ家計簿をつけるぞ、積み立てをスタートするぞと意気込んだ人も多いのではないだろうか。

「今年は100万円貯める!」と壮大な目標を掲げるのももちろん自由だ。しかし、長年「貯まらない人の家計」を見てきた経験からいうと、”お金が逃げていく人の考え方”には共通点がある。次の5つに当てはまるものはないか、振り返ってみることから始めてはいかがだろう。

その1「すぐに答えを欲しがる」

誰でも魔法の杖が欲しいもの。さっと一振りすれば、お金がざくざく降ってくるようなおまじない付きならなおのこと。それと同じく、「これをすればすぐに貯まる」という答えを聞きたがる人は多い。しかし、それこそが貯まらない人をあぶりだす考え方だ。なぜなら、お金ほど人それぞれで違うものはないからだ。収入、支出、年齢、家族構成、ついでに勤務先の制度。原則としてお金は収入以上の額を貯めることはできないし、支出の額も皆違う。条件がすべて違うのに、答えだけが同じはずはない。

しかし、貯まらない人ほど手を抜きたがる。あなたの手取り収入はいくらで、支出はいくらかという質問に答えるのも面倒くさがる。実際、きちんと数字を把握していないことも少なくない。なのに、「貯蓄の目安は収入の10%。その金額を先取り貯蓄で貯めましょう」と言われると、そうかとすぐに飛びついてしまう。

その金額が貯められるだけの家計のつじつまが合っていればいいが、そもそも「貯められない人」とは支出の割合が多い人なのだ。無理に先取り貯蓄をしても、逆に赤字に転落するだろう。

その貯蓄メソッドを我が家に置き換えたらどうなるのか、10%も貯蓄する余裕があるのか、ないなら節約してその数字に近づけるのか、それとももっと低い金額に落とすのか。我が家に合わせた答えを自力で出せる人は貯まっていく。

しかし、「この方法は合わなかったので、もっといいメソッドがあるはず」と考える人は残念な結果になるだろう。

投資でもそうだ。「儲かる銘柄を知りたい、教えてほしい」という人ほど、自分では何も調べないもの。うまくいったとしても、失敗したとしても、何も学んでいないことになる。人任せのままでは、お金だけでなく経験も知識も貯まらない。それどころか金融詐欺に引っかかってお金を減らしてしまわないよう十分注意してほしい。

その2「他人だけが得をするのは気に入らない」

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