1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

カフェ・ド・クリエの「650円朝食」に大満足の朝 いたって普通、だけどそれがいい最高のモーニング

東洋経済オンライン / 2024年12月21日 7時40分

しかし、「カフェ・ド・クリエ」には、他のC-Unitedのブランドのような際立った特徴がありません。筆者は「カフェ・ド・クリエ」には中庸の美学が詰まっていると感じます。

ちなみに、社長の友成勇樹さんは、もともと日本マクドナルドの出身で、米国のマクドナルド本社では世界中の社員に教育をしていた経歴の持ち主とのこと。

番組内では「珈琲館」のFCオーナー・店長のもとを訪れ、現場の声を吸い上げるシーンも写っていました。好調の理由がわかりますね。

すべてが丁度良い塩梅

安めだけど安すぎない価格設定と、広すぎず狭すぎずの店内の座席レイアウト。

安価をウリにしているお店は席間が近くくつろげないうえに混みすぎるきらいがあるし、高級感をウリにしているお店は、居心地はいいけれど、通い詰めると財布にダメージがありすぎる。

「カフェ・ド・クリエ」はこの中間地点なので「めっちゃ安い!」とか「めっちゃサービスがいい!」とか、際立った特徴はないからこそ、丁度良い塩梅なのです。

メニューもいたって普通。凝ったものはないけれど、コーヒーもフードどれもがきちんとおいしい。インテリアもおしゃれすぎず、肩肘はらずにゆっくりできる。

それでいて、カウンター席にはコンセントがあり、フリーWi-Fiが完備されている上に、喫煙ブースもあるので、スモーカーの人と打ち合わせする際にも重宝するのです。痒いところに手が届くとはこのこと。

ありがとう「カフェ・ド・クリエ」

実は「カフェ・ド・クリエ」、筆者が最も頻繁にモーニングに通うカフェでした。

今まで登場しなかったのは「体調不良などで、原稿を落としそうになったらカフェ・ド・クリエについて書こう」と、保険的な意味合いで最後の砦としていたためです。

しかし悲劇が起こりました。なんと、テナントの入っていたビルが解体されることとなり閉店してしまったのです。いきつけの店がなくなって、改めて感じる「カフェ・ド・クリエ」のありがたみ。

今回は、いきつけだった場所ではないお店で取材したのですが、平日朝9時、オフィスビルの1階にある約40席の店内は、主に2人掛けのテーブル席とカウンター席で構成されており、常に利用客は20人ほど。

2人掛けのテーブル席はほぼ1人利用。カウンター席は1席とばしで座れるという、ストレスのない混み具合でした。

年齢層は30代から70代と広めで、男女の割合もバラバラ。ミーティングをしているビジネスマンもチラホラいるものの、音量は控えめ。スマホやノートパソコンに向かっている人が多いのですが、店内で電話する人などもおらず、落ち着いた雰囲気です。

これぐらいの混み具合が一番居心地がいいんですよね。再び、我が家のそばに「カフェ・ド・クリエ」がオープンするのを、強く念じずにはいられない朝です。

【大きな画像で見る】土日の朝に食べたい、カフェ・ド・クリエの「550円or650円モーニング」はこちら

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください