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刃物を持つ犯人に「絶対してはいけない」3つの事 刃物を持った人物が現れたら…どうすればいい?

東洋経済オンライン / 2024年12月21日 8時10分

凶器による攻撃が届く範囲にいる場合は、犯人のほうを見ながら、後ずさりする。つねに犯人を視界にとどめる。犯人の攻撃範囲から出て、距離をとることができて、なおかつ犯人が背中を見せるなど、こちらから注意がそれたタイミングがきたら全速力で走って逃げるのがベストだ。

逃げる間もなく凶刃が届きそうになったら…

そして最後の危険な行動は、戦うことだ。自身の腕っ節に自信があったり、犯人が小柄だったりすると、勇敢な人は立ち向かおうとするかもしれないが、それは最後の手段である。

アメリカでも、テロ対策として「ラン(Run)・ハイド(Hide)・ファイト(Fight)」を推奨している。まず、走って逃げる。次に隠れて身の安全を確保する。そして、最終手段として戦う。あくまでも何もしなければ座して死を待つのみという状況になって初めて、「戦う」という選択肢が出てくるのだ。

では、逃げる間もなく、犯人の凶刃が届きそうになってしまったらどうすべきか。

これは警察官も徹底して叩き込まれる手法であるが、モノで刃物を叩くことだ。モノというのは、身につけているバッグや買い物袋などである。初動で最優先されるのは犯人の第一撃を防ぐこと。したがって、ここでの「叩く」という動作は、攻撃ではなく防御を目的とする。

その際に、相手の攻撃の動線(刃物の軌道)から自分の体を外すことが重要だ。とても難易度の高い動きになるが、凶器を叩きながら自分の体を犯人に対して斜めにして正面を見せないようにすると、急所に攻撃を受ける確率を下げることができる。

そこまでできなくとも、刃物を叩き落とすだけでも効果はある。また、叩き落とすことができなくても、相手が落としそうになるだけで少しの時間を稼ぐことができるだろう。

相手の第一撃を交わしても、また襲ってくる場合、基本的にはこの動きをくり返すことになる。相当に武道や格闘技の修練を積んでいる人でない限り、危険なので打突(だとつ)や投げといった技で犯人を制止しようとすべきではない。

丸腰の状態だったら、どう防御する?

しかし、北九州市で中学生が襲われたときのように店でレジに並んでいたり、ちょっとトイレに立ったときなど、手にしているのは財布のみで、防御できるようなモノは何もないことがあるかもしれない。

その際には、刃物を叩き落とさずとも、前述したように攻撃の動線(刃物の軌道)から自分の体を外すことに尽きる。その際、体を半身にして、意外かもしれないが犯人が刃物を持っている利き手側に回り込むように体をそらすのがいい。

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