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「落ち込まない人」がしている"たった2つの習慣" 感情に振り回されないメンタルを手に入れよう

東洋経済オンライン / 2024年12月22日 11時30分

そう。人間は、タイミングや環境を踏まえて、自分のテンションやメンタルをコントロールしている生き物なのだ。

しかも自動で。

この自動で、というところが便利な一方で、やっかいだと知っている人は少ない。

もっと言えば、「メンタルを自分の意思でコントロールできる」ではなく、「自分の意思ではコントロールできない」のだ。

つまり、コントロールできないことに対して、「なぜコントロールできないんだ!」と悲嘆に暮れるのは間違いで、そもそも自分でコントロールできる機能自体がついていないと考えるべきなのだ。

自分の意思でコントロールできないことなのだから、「あ。いまメンタルが『自動コントロール』されているんだな」と認識することが大事なのである。

結局のところ、メンタルは自分でコントロールできない不安定なものだ。

なので、不安定なものであると早く認めて、付き合い方を変えたほうがいい。

制御不可のメンタルをなんとかする方法

そこで私から、そんな制御不可のメンタルとの付き合い方や心構えにあたる、「お薬」を処方しよう。保険証ある?

【お薬その①】自分を遠くから冷めた目でミツメール

1つめは、「自分を遠くから冷めた目でミツメール」だ。

お薬と言っても何か飲んだり塗ったりするわけではない。お薬的行動を指している。

仮にいま、かなり怒りっぽいメンタルになってしまい、自分の感情をうまくコントロールできていないと、自分でも認識したとする。

そこで、このお薬の出番である。

名前の通り、メチャメチャ冷めた目で、遠くから自分を第三者的に見つめるのである。

収まらない怒りを覚えているという自分自身を認識し、「あ、今日はメンタルコントロールできない日ね。OK、OK。りょうかーい」と、ほぼ投げやりとも思える態度で、冷めた感じで、自分を遠くから見つめるのだ。

このお薬のよい点は、「自分のメンタル」と「それを観察する自我」を切り離せる、という点だ。暴れ回るメンタルを、冷静な自我で、慈愛に満ちた親のように微笑ましく見つめてあげるのである。

暴れ回る我が子に対して親のやるべきことは、次のとおりだ。

我が子が他人にやつあたりする前に、我が子を抱きかかえダッシュ。そして一人になれる環境(自宅や休憩所)などに連れていってあげ、暴れる我が子が落ち着くのをやんわりと待つ。

先ほど説明したように、メンタルというのは「自動コントロール」が機能するのをひたすらに待つしかない。

一般的に「アンガーマネジメント」と言われる、怒りをコントロールする方法もこれと一緒だ。

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