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銀シャリ橋本、M-1は「接戦優勝で本当によかった」 今「時代に迎合するのはやめる」境地に至った訳

東洋経済オンライン / 2024年12月22日 8時0分

相方・鰻との関係や銀シャリの方向性で「変わるもの」「変わらないもの」とは(撮影:風間仁一郎)

2016年のM-1グランプリを制した銀シャリ。そこから現在に至るまで、大会はより熱狂度を増し、お笑い界を取り巻く環境も変化し続けている。

「時代に合わそうとするのは、もうやめよかな」と語る橋本。SNSや配信サービスの普及をどう受け止めているのか。相方・鰻との関係や銀シャリの方向性で「変わるもの」「変わらないもの」は何か。本人にじっくり聞いた。

前編:銀シャリ橋本、40過ぎて急にきた「働き方」への焦り

※記事の内容は東洋経済のインタビュー動画「【銀シャリ・橋本直】2016年M-1優勝を今振り返る」から抜粋したものです。外部配信先では動画を視聴できない場合があるため、東洋経済オンライン内、または東洋経済オンラインのYouTubeでご覧ください。

▼前編

【動画を見る】銀シャリ・橋本直、2016年M-1優勝を振り返る/SNSのネタ批判にどう向き合う/時代に迎合するのはもうやめる/相方・鰻との関係/配信サービスがもたらした革命/M-1決勝にも進出!目下の「推し芸人」

もし「完全優勝」だったなら

――M-1グランプリは今でも毎年観ていますか?

めっちゃ好きで毎年観てます。年末の風物詩として純粋に楽しみで。去年は囲碁将棋の文田くんと、パニーニの木坂くんと3人で、敗者復活戦から作業部屋で観ました。普通に、ずっと笑てましたね。

――銀シャリが優勝した2016年大会を、今どう振り返りますか?

(最終決戦に残った)スーパーマラドーナも和牛も強かったんで、今でも「優勝はこのコンビや」という皆さんそれぞれのご意見がある大会だったと思います。これがもし、圧倒的な完全優勝だったとしたら、もしかしたら燃え尽き症候群になってたかもなと。

決勝の最後、審査員の票がめくられる直前にぼんやり考えてたのは、「またファミレスから出直しかなー」みたいなことでした。次の年から東京に行くことは決まっていました。というのも、当時大阪でロケの仕事なんかが忙しすぎて、このままだとM-1優勝は無理やなと思っていたので、暇になりに行くぞと思ってたんですね。

で、ふたを開けてみたら「ギリギリ優勝」で。ギリギリやったおかげで今も自分と鰻さんとの漫才熱が冷めず、結果よかったと思っています。

――2016年以後、M-1という大会はどう変化してきたと感じますか?

参加者の数も含め、より熱狂的になっている感じはしますね。SNSの普及で、よりみんなが”分析官”じゃないですけど、自分なりの見方や分析をしますし、スポーツを観るような感覚になってきている感じがします。

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