「言われたことだけやる」部下を変える4つの質問 軸をずらした質問を通して思考力を鍛える
東洋経済オンライン / 2024年12月23日 14時0分
職場で、部下が聞かれたことにしか答えない、言われたことしかやらない、そもそも、ちゃんと考えてくれているのだろうか……。こうした上司やリーダーの”よくある悩み“は、コーチングのテクニックを活用して、少しだけ工夫した質問をすることで簡単に解決できます。
国際コーチング連盟の認定プロフェッショナルコーチとして、通算2500時間以上のコーチングセッションを行ってきたあべき光司氏が上梓した『リーダーのためのコーチングがイチからわかる本』を一部抜粋・再構成し、「部下にしっかりと考えてもらえる質問」「相手に新たな気づきを与える質問」のコツをお教えします。
効果的な質問は相手の選択肢を増やす
みなさんは、どんなときに質問をしますか?
何か疑問を持っていることについて答えが知りたかったり、相手の思いや考えが聞きたかったりして質問をするのではないでしょうか?
コーチングでは、相手に質問を投げかけて、相手が考える状況をつくり出します。
質問をされた人は、今までに自分の中にはなかった新たな気づきを得て、選択の幅を広げることができます。
コーチングの技術で効果的に質問をすると、部下や相手の「選択肢を増やすこと」ができるのです。その結果、その人は行動の幅を広げることができます。
そうした効果的な質問をするために重要なことは、質問の軸を意識することです。質問の軸を意識すると、質問のレパートリーが増え、効果的な質問ができるようになります。
質問の軸には、主に「①時間、②人、③状況、④場所」という4つがあります。
例をあげて説明していきましょう。
今から、あなたが相手(クライアント)にコーチングをするとしましょう。
コーチングのセッションでは、最初にそのセッションのテーマとゴールを決め、そのゴールに向かってコーチングを行います。
今回のテーマは「仕事がうまくいっていない」ことについてで、ゴールは「仕事がうまくいくための方法をいくつか考えたい」だとします。
ゴールを達成するために、コーチが数々の質問をしますが、そのときに次の4つの軸を考えて質問をすると、相手にしっかり考えさせて、かつ新しい選択肢を提示できる良質な質問ができます。
相手に考えさせる4つの質問
① 「時間」の軸をずらしてみる
1つ目は時間の軸です。現在、過去、未来を考えます。
時間の軸をずらすことで、現在の視点だけではなく、過去や未来へと思考を広げることができます。
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