年末年始で見直す!「我が家の子育てガイド」 夫婦間の「教育方針のすれ違い」を回避する
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 8時50分
【相談】
子育てに正解はないと言われますが、それに逆に不安を感じることもあります。日々の判断や対応に迷うことが多く、夫婦間で子育ての方針が食い違うことも。特に年末年始は家族が集まる機会が多いため、この時期に何か子育てについての方針を話し合える方法があれば教えてください。子どもたちの将来を見据え、家庭全体で納得できる形で子育ての軸を作りたいと考えています。
(仮名:森田さん)
「我が家の子育てガイドライン」
筆者も「子育てには正解はない」というお話をよくします。ただし、それは全員に共通する絶対的な正解がないという意味であり、その子にとってベターな育て方はあると思っています。
【画像】石田勝紀さんが提唱する「子育てガイドライン」のフレームワーク
しかし、何がベターな方法であるのかを知ることは容易ではありません。すると、周囲に合わせた子育て、自分が育てられたように育てる子育てが基本となると思います。それはそれで間違っているわけではありませんが、時に親が感情的になってしまったり、判断に迷い、不安や心配が募り、子どもに沿った子育てではなく、場当たり的な子育てをしたりする場合も少なくありません。
そこで、1年の節目である年末年始のこの時期に一度、子どものことに思いを巡らせ、「我が家の子育てガイドライン」を作ってみてはいかがでしょうか。
多くの家庭には「子育てガイドライン」は存在しません。気持ちの上では何となくあっても言語化した形ではなかなか作ることはないと思います。しかし、ある程度の方向性を確認できていれば、日々の一時的な迷いやマイナス感情が湧き上がってきても、ガイドラインの沿って方向修正ができます。
筆者が主宰している母親向けのカフェスタイル勉強会では、子どもの相談を年間1300件受けていますが、その中には問題の原因が夫婦間の教育方針のすれ違いであることが少なくありません。そこから不和な関係になり、離婚に至るケースもありました。特に、中学受験をするかしないか、塾に入れるか入れないか、習い事を続けるか続けないか、ゲームをいつから持たせるのか、ゲームの使用時間はどれくらいか――などは、典型的な対立テーマです。しかし、事前に家庭のガイドラインを設定していれば、これらの問題を回避しやすくなります。
そこで、相談者の森田さんに、「我が家の子育てガイドライン」の作り方についてお伝えします(森田さんの質問に答える形式で書いているため、あえて「夫婦」という用語を使っていますが、1人でももちろん作成することができます)。
ガイドラインを作るメリット
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