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年末年始で見直す!「我が家の子育てガイド」 夫婦間の「教育方針のすれ違い」を回避する

東洋経済オンライン / 2024年12月26日 8時50分

例)子どもとの雑談を増やし、子どもへ承認するような言葉を使っていく。

・社会性・道徳観 家庭内で大切にする価値観や社会的なルールは何か。

例)「頑張った過程」を褒める。結果よりも努力に注目する。おもちゃやお菓子など、限りのあるものは平等に分ける。

② 身(生活面)

・生活習慣 

例)早寝、早起き、朝ご飯。家族間で「おはよう」「おやすみなさい」「ありがとう」「ごめんなさい」を必ず伝える。

・健康 

例)体によい食事と規則的な食習慣を心がける。 睡眠時間確保は最も大切な要素にする。

・自律行動

例)スケジュールを見て、自分で行動できるようにする。

③ 能力(スキル面)

・長所の発見と育成 子どもの得意なことを見つけ、それを伸ばす。

例)読書が好きな子なので、さらにたくさんの本を読めるための工夫をする。

・思考力 論理的に考える力を日常で育む工夫。

例)日常生活に「なぜだろうね?」「どうすればいいと思う?」という問いを入れていく。

・好奇心 新しいことに挑戦したいと思う環境作り。

例)家族旅行で、子どもが興味がありそうな場所も入れていく。子どもが興味を持ったものを深掘りできるようにサポートする。

実際の家庭ルールや方針を明確にする

(ステップ3)実際の方針を具体化する

これらの指針に基づき、実際の家庭ルールや方針を明確にします。たとえば、次のような項目を設定します。

① 教育方針

中学受験をどうするか、どのような学校や習い事を選ぶのか、家庭学習の位置付けはどうするのか。

② デジタル機器

スマートフォンやゲーム機をいつから持たせるか。持っていたら使用時間をどう管理するか。

③ 家族の時間

週末や平日のどれくらいを家族で過ごすか。

これらを明確にしておくことで、日々の子育てにおいての迷いは少なくなります。

年末年始は見直しを行う絶好のタイミング

(ステップ4) 定期的な見直しを行う

ガイドラインは一度作ったら終わりではありません。子どもの成長や家庭の状況に応じて、定期的に見直すことが重要です。年度末は新しい学年に上がる時期なので、タイミングとしてよいと思われがちですが、慌ただしい時期でもあり、年末年始の方が見直しを行う絶好のタイミングだと考えています。

「我が家の子育てガイドライン」を作ることは、家庭全体の方向性を共有する大切なプロセスです。それにより、日々の子育てがより安心感のあるものとなり、親子ともに前向きな気持ちで過ごせるようになるでしょう。

この年末年始、ぜひ家族でガイドライン作成に取り組み、未来に向けた第一歩を踏み出してください。ガイドラインは子どもの成長を支える「家庭のコンパス」として、きっと力強い味方となるはずです。

石田 勝紀:教育デザインラボ代表理事、教育専門家

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