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人生がうまくいく人がやっている「割り切る」習慣 「年を取ると不幸になる人たち」の共通点とは?

東洋経済オンライン / 2024年12月29日 18時0分

うまくいく人は「今は負けても、次に勝てばいい」という発想をしています(写真:KY/PIXTA)

真面目な人や繊細な人ほど、人前に出ると緊張したり、アガってしまって、本来の実力を発揮できないことがあります。男女を問わず、こうした悩みを抱えている人はたくさんいると思います。

どうすれば緊張せずに、本来の自分でいられるのか? どうしたら焦らずに、本領を発揮できるのか? 精神科医の和田秀樹氏が、精神医学や心理学の視点から、新刊『仕事も対人関係も 落ち着けば、うまくいく』をもとに、3回にわたり解説します。

人生がうまくいく人に共通するのは、自分にとって重要なものと、どうでもいいものを明確に分けて、大事なものにエネルギーを全集中していることです。

別の視点で見るならば、「割り切る」ことによって、自分の行動スタイルを決めている……ということになります。

私たちの日常には、「大事そうに見えて、実はムダなもの」と、「ムダに見えて、本当は大事なもの」がたくさんあります。割り切る習慣を持つことは、曖昧な視界をクリアにして、物ごとの優先順位を明確化することにつながります。

今は負けても、次に勝てばいい

仕事でミスをしたり、何かで失敗をすると、そこで歩みを止めてしてしまう人が少なくありませんが、うまくいく人は「今は負けても、次に勝てばいい」という発想をしています。

ミスや失敗を悔やむのではなく、「負けた後の一手が大事」と割り切ることによって、モチベーションを高めているのです。

「狸親父」と呼ばれた徳川家康は、決して戦いに優れた人ではありませんが、「どんな戦い方をするか?」よりも、「どう生き延びるか?」を優先的に考えることで、最後には天下を取っています。

どんなことでも失敗や負けは付きものですから、負けることを過剰に心配するのではなく、「負けた後にどうするか?」というソリューションを準備しておけば、次の戦いのチャンスが生まれます。

スキルに自信がなかったり、心配性な人ほど、「優秀な人だから、次の一手を考えられるのだろう」と思いがちですが、自分に自信が持てない人ほど、次の一手を事前に準備しておくことが大切です。ソリューションを用意しておけば、不安を感じるタスクに対しても、リラックスして向き合うことができます。

自分を「大きく見せよう」としない

人前に出ると、「自分を良く見せよう」とか、「少しでも賢く見せよう」としてしまう人がいます。

日本には、学歴や職業だけで、その人を「賢い」と見る風潮がありますから、それを期待しての行動ですが、仕事や人生がうまくいっている人は、自分の言動がそうした受け取られ方をしないように細心の注意を払っています。

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