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年末年始こそ危険「強盗が敬遠する家」10の防犯策 帰省や旅行の前に「今すぐ対策すべきこと」

東洋経済オンライン / 2024年12月29日 9時0分

帰省や旅行の前に、今すぐチェックしたい「10の防犯対策」をお伝えします(撮影:今井康一)

今回は9連休になる人も多いという年末年始休み。帰省したり、旅行に出かけたりという人も多いだろう。世の中はすっかり休暇モードだが、犯罪者たちがそうかといえば、当たり前のことではあるが彼らに冬休みがあるわけではない。

【図表】あなたの家は当てはまる?「危険な家」10の特徴

むしろ年末年始こそ、近年世間を騒がせている強盗や空き巣、詐欺などの犯罪が起きやすくなる。

「孤独を抱える人」が増えるのも要因

犯罪発生数が増える理由には、いくつかの要因が挙げられる。

まず、年末年始はクリスマスや正月の準備に関連して出費が増える時期であり、経済的に苦しい人が金銭的な問題から犯罪に走ることがあるからだ。そして経済が回る時期ということは、忘年会や買い物など、人々の活動機会が多くなるため、それを狙った窃盗や詐欺などの犯罪が多くなる。

人々が帰省や旅行などで家を留守にし、通常と異なる生活を送っていることから、注意が散漫になりやすい時期だ。これは、空き巣や車上荒らしなどの犯罪が増加する原因といわれている。

また、忘年会や新年会などで飲酒の機会が増えるため、酔った人による暴力事件や痴漢などの破廉恥罪も増加する傾向にある。飲酒運転による交通事故も増える。

年末年始は家族や友人との時間を過ごす人たちがいる一方で、孤独感やストレスを感じる人もおり、これら人々の中には衝動的な犯罪行為に走る者もいる。これが昨今の破れかぶれにも見える「闇バイト」や凶悪犯罪の動機にもつながっていると考える。

警察庁や自治体の犯罪統計にもその傾向が示されている。具体的には、窃盗犯罪(特に車上荒らしや万引き)は12月に増加する傾向があり、暴力犯罪(傷害や暴行)は飲酒が関与するケースが多いため年末年始に増加する。そして詐欺事件(オレオレ詐欺や振り込め詐欺)は、ボーナスや年末の特別収入を狙って活発化する。

これらの傾向を踏まえ、被害に遭わないための対策を講じてほしい。中でも、命の危険もある強盗への備えは必須といえるだろう。

「強盗に狙われやすい“危険な家”」10の特徴

以前、筆者が指摘した、強盗に狙われやすい「危険な家」の特徴は以下の通りだ。

【強盗に狙われやすい「危険な家」の特徴】

1. 家が目立たない位置にあり、周囲が雑然としている

2. 周囲に高い塀やフェンス、木が多く、隠れやすい場所がある

3. 門やフェンスの施錠がされていない

4. 照明が少なく、夜間は真っ暗

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