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"ふてほど"に登場「レトロ喫茶」で味わう至福の1杯 「相棒」「下町ロケット」など名作のロケ地を巡る

東洋経済オンライン / 2024年12月30日 8時30分

「ふてほど」のロケ地になったのは、地元で愛される喫茶店でした(筆者撮影)

嬉しいことに9連休という人も多い、今回の年末年始休み。どこに行っても混んでいる休日、喫茶店でゆっくりするのはいかがでしょうか。

【画像】美しすぎる…“超レトロ”な店内と、“まさに喫茶店”な神メニューの数々

昭和レトロブームといわれる今、おしゃれな「カフェ」とは一味も二味も違う、いわゆる「喫茶店」が再び注目を集めています。

今回は、ドラマをきっかけに“聖地化”された喫茶店をご紹介します。

阿部サダヲさんの出身地にある純喫茶

最初のお店は、千葉県松戸市にある喫茶店「カフェ・ド・パルファン」。今年もっとも話題となったドラマの1つ、『不適切にもほどがある!』(TBS系)のロケ地にもなりました。

タイトルの略称である「ふてほど」は、2024年のユーキャン「新語・流行語大賞」にも選ばれ、記憶に新しい方も多いと思います。また、同ドラマは12月30日、31日の2日間で全話一挙再放送するということです。

筆者を含め、昭和世代には懐かしいエピソードが満載でしたが、その舞台地の中でも一際話題になったのは、タイムスリップのカギともなっていた喫茶店「喫茶&バー すきゃんだる」。その昭和レトロの香り漂うお店が実在していたのです。

千葉県北西部にある松戸市の代表駅、JR松戸駅。そこから歩いて10分ほど、市役所の横を通り過ぎると街角に現れるのが、「カフェ・ド・パルファン」です。

【写真】美しすぎる…“超レトロ”な店内と、“まさに喫茶店”な神メニューの数々【すべてを見る】(35枚)

お店のたたずまいは、まさに昭和にタイムスリップしてきたかのような感覚です。店名の「パルファン」とは、コーヒーの香りという意味。今のオーナーが、下北沢に今でもある同名のお店にほれ込んで、許可をもらって同じ名前をつけたのだとか。

店名こそ「すきゃんだる」に変えていましたが、外観はそのままドラマの本編に登場しました。実は松戸市は、主演の阿部サダヲさんの出身地でもあり、阿部さん自身も学生時代に、この近くによく通っていたのだそう。撮影は、松戸税務署前の道路を一部封鎖して行われたようです。

店内もとても懐かしい雰囲気で、開店以来44年間、丁寧に磨かれたいすやカウンターが、大切に使われています。ドラマの撮影は、実際には内部では行われておらず、店内を参考に別の場所で撮影されたとのこと。

「喫煙可」(希望者には灰皿が渡されます)というのも、“昭和感”満載です(ただし、煙草を吸わない方でも臭いなど気になりません)。カウンターには色とりどりのカップが並び、自身は2代目という女性店主がコーヒーを出してくれます。夜はバーとなり、3代目となるご子息の男性がカウンターに立ちます。

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