mixi2も登場「2025年」SNS勢力図はどうなる? 生成AI「Grok」と共にスーパーアプリ目指す「X」
東洋経済オンライン / 2025年1月1日 14時0分
CEOリンダ・ヤッカリーノ氏はテレビ東京の独占インタビューにおいて、「Xは動画中心のプラットフォームに進化する」と答えている。テキスト中心のプラットフォームから、YouTubeやTikTokが築いた動画プラットフォームへ参戦していく意向だ。意外な方向転換にも思えるが、イーロン・マスク氏がTwitter買収時に目指すと話していた「スーパーアプリ」への一歩だとすると納得がいく。今後、開発を進めている生成AI「Grok」とともに、決済機能も有するスーパーアプリへと歩みを進めるのだろう。
Xの代替候補はユーザー数が多い「Threads」か
Metaが2023年7月にリリースした「Threads」は、新機能を続々とリリースし、ユーザー数の拡大を続けている。マーク・ザッカーバーグCEOは12月16日(現地時間)、MAU(月間アクティブユーザー数)が3億人、DAU(日間アクティブユーザー数)は1億人を超えたと発表している。
Threads開始当初は、「汚いInstagram」と呼ばれるなど、映え重視のInstagramとの比較が多かった。現在も、「おすすめ」を見ているとネガティブな投稿が多く見られる。
とはいえ、ユーザー層はInstagramとほぼ同じで女性の割合が多いため、Xでは見られない女性の本音や交流が行われるなど、特色が出てきた。
2024年7月には「Threads1周年」を記念してアイコンがパーティハットをかぶれる機能を期間限定でローンチしたり、年末に年越しそばを無料で1杯提供するリアルイベント「年越しそばをすすれっず by Threads」を開催するなど、ポジティブなプラットフォーム作りを目指している印象がある。
Xの代替アプリとしては、Twitter(現X)共同創業者のジャック・ドーシー氏が立ち上げた分散型SNS「Bluesky」も有力視されている。Blueskyのユーザー数も増加しており、2024年11月にはジェイ・グレイバーCEOがユーザー数2000万人突破を公表している。
現在のところThreadsが優勢と見えるが、Xの様子を見ているとヘビーユーザーはサブスクリプションに課金し、活発に利用している。おそらくXのヘビーユーザーは、今後もXにとどまり続けるのではないだろうか。一方、Xのライトユーザーは、複数のSNSを併用して様子を見ている。2025年はSNSの併用に疲れ、居場所を絞り始めるユーザーが増えそうだ。
BeReal好調により若者マーケティングへの活用
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