電気・ガスなし築73年「廃団地」が満室の不思議 廃団地を90万円で購入して貸し出したら…
東洋経済オンライン / 2025年1月2日 8時0分
建物、立地も見逃せないポイント。無骨なようで愛嬌のある団地を学生から30代、40代と幅広い人たちが「かわいい」と評しており、古いモノを愛でる層が拡大していることが感じられる。
市街地からほんの少し坂を上がっただけなのに、街中とは異なる雰囲気のある、一画だけが別世界という立地も独特。屋上からは観光エリアのタワマンなどが望め、すぐそこは市街地なのだが、近いのに遠い感覚があるのは不思議だ。
私設図書館からパン屋、秘宝館まで入居
そんな面白さが評価され、満室になったわけだが、その人たちがやりたいことも実にばらばら。
12月頭の最新情報では金継ぎやモノ作りの教室、不動産会社のモデルルーム、木造建築を手掛けてきた建築家が趣味で改装するための部屋、私設図書室、パン屋、カフェ、キッチンスタジオ、美容院、音楽室、レトロ家具ショップに魔女の館、秘宝館(!)などとなっており、どれもそれぞれに個性的。居住する予定の人もいる。
懸案のライフラインはその後、11月末に電気は各部屋のブレーカー設置までたどり着いたが、住戸内の配線はまだつながっていない。そのため、共用廊下に設置されたコンセントを利用、延長ケーブルを部屋に引き込んで使っているとか。
その他のライフラインがいつ開通するか、不安要素はあるものの、入居者たちはさほど気にしていないようで、それぞれにDIYにいそしんでいる。早ければ来年早々くらいからいくつかの部屋はオープンする予定で、“廃団地”がどう変わるか、今から楽しみである。
中川 寛子:東京情報堂代表
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