「涙袋メイク」小学生から母親世代へ広がる魅力 もはや定番、コロナ禍で人気になった理由とは?
東洋経済オンライン / 2025年1月2日 12時30分
子どもからクリスマスプレゼントやお年玉の使い道としてメイク用品をおねだりされ、「まだ小学生なのに……」と戸惑った経験のある保護者の方も多いのでは。メイクの低年齢化が進む中、ヘアメイクアップアーティストのイガリシノブさんは「してはダメ」と頭ごなしに否定せず、正しい知識や楽しさを伝えたいとノウハウを『わたしもまわりも笑顔になる 小学生のメイク本』にまとめました。本記事では今どきの小学生も気になる「涙袋メイク」について、トレンドの変遷や、母親世代にもおすすめしたいヒントなども踏まえてお届けします。
SNSでメイクを学ぶ子どもたち
子どものとき、親に何かを注意され「パパやママの子ども時代とは違うのに……」と思ったことはないでしょうか? 今の子どもたちの、SNSやメイクへの関心の高まりは、まさに同じ状態だと思っています。
親世代の当たり前は、もはや子どもたちにとっては当たり前ではない。今の子どもたちの、SNSやメイクへの関心の高まりは親世代にはなかったもの。しかも「ママのメイクを見て憧れる」のではなく、SNSで調べてテクニックやノウハウを覚え、自分で実践する子どもたちが増えているのです。
もちろん「学校へメイクをしていってはいけない」というルールがあれば、当然守るべき。でも、ルールに反しない範囲で、お子さんがメイクに興味を持ったのなら保護者の皆さんには見守ってあげてほしいと願っています。
皮膚科のドクターに聞いたところでは、個人差はあるものの、おおむね13歳未満の子どもの肌は未成熟で、透過性が高い状態。大人の肌なら中へ浸透しないような成分も、浸透して体内に入ってしまうことがあり、肌荒れやアレルギーを起こすリスクが高いそうです。
私自身も10代後半で化粧品が原因でかぶれ、しばらくアレルギーがおさまらず、20代になってもメイクができない日々をすごしました。そんな思いをさせたくないから、子どもたちにもおうちの方にも正しい知識を伝えたい、と思っています。
もはや当たり前の「涙袋メイク」とは?
皆さんは、若い人たちを中心に流行っている「涙袋」メイクをご存じでしょうか。
「涙袋」とは、下まぶたのふくらみのこと。涙袋に明るい色やキラキラ光るアイシャドウなどを塗り、ふくらみの下にできる影の部分に茶色やグレーのシャドウをなぞって強調するのがベーシックなメイク法。涙袋に立体感をつけることで、目がぱっちり大きく見える効果があります。
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