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「東大卒記憶王」が伝授する"物忘れ"の解決法 「頭が悪いから」「もう年だから」は関係ない

東洋経済オンライン / 2025年1月4日 16時0分

生きている期間が長ければ、「体験した(インプットしている)情報量」も圧倒的に多くなります。そうなると、体験したこと自体は覚えていても、持っている情報量が膨大すぎて細かいことを思い出しにくくなるのです。

情報量の多さが記憶に影響する?

加えて、年を取ると日々の生活の中での出来事に新鮮さがなくなります。新鮮さがなくなると、体がその出来事に慣れてしまい、記憶をしなくなります。

家族や友人と一度しか行っていない旅行の道中での出来事は覚えていても、日々の通学や通勤の経路での出来事はほとんど記憶に残っていないと思います。これも行ったことのない場所でワクワクしながら歩いているのか、毎日の当たり前のこととして無意識に歩いているのかという違いです。

それ以外にも、昔と比べて現代は生活の中の情報量が格段に増えています。現代はインターネットが発達し、ニュースサイトやSNS、動画サイトなどを通して、さまざまな種類の情報が飛び交っています。

たった10年前と比較しても、流通している情報は膨大です。年齢や性別、自分の好みなどからAIが自動でコンテンツをおすすめしてくれるので、次から次へと見てしまいあっという間に時間が過ぎるだけでなく、知らず知らずのうちに膨大な量の情報をインプットしてしまっています。ドラマや音楽でも「間」や余韻を楽しめなくなってきている影響か、ショートドラマやイントロが非常に短い曲が増えているのです。

このようになると、体に蓄積される情報量が増えるだけでなく、体に入ってきた情報を思い出したり、考えたりする時間や余裕がなくなるので、「記憶力が低下してきた」と感じやすくなるのです。

好きなものをとことん記憶してみることの重要性

記憶力を高めるのに効果的な方法の一つとして、自分の好きなものをとことん記憶してみるということをおすすめします。

好きなものを覚えることをおすすめする理由①

自分の好きなものは比較的楽に覚えることができます。アイドルが好きな人は、アイドルグループのメンバーのプロフィールや、その他のアイドルグループのメンバーなどを覚えるといいでしょう。地理が好きな人なら、国の名前と国旗や首都などを覚えてもいいでしょう。

なんでもいいので、「面白そうだな」と思うものに挑戦してみてください。何かの分野に詳しくなると、覚えることに対して自信がつきます。記憶に関してマインドは非常に重要です。覚えることに対してポジティブな気持ちを持てたら大きく成長したと言ってもいいでしょう。

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