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"自分軸"で考える、今年こそ「後悔しない生き方」 改めて問いかけたい「人生で何が最も大切?」

東洋経済オンライン / 2025年1月4日 15時0分

一日一日を精いっぱい生きていく。忙しい日々の中で見過ごしてしまっていることに、改めて目を向けてみませんか?(写真:nonpii / PIXTA)

めまぐるしく過ぎ去っていく現代社会。変化に戸惑い、不安を抱えながら、自分を見失ってしまう人も多いのが現状です。だからこそ、改めて自分自身の人生を見つめ直してみませんか(本記事は、アメリカの経営コンサルタント、マーク・マチニック氏の著書『後悔しない生き方 人生をより豊かで有意義なものにする30の方法』から一部を抜粋したものです)。

何から始めるかを選択する

年が明けるたびに、人びとは「新年の抱負」という恒例の行事に取り組む。紙に書きとめる人もいれば、頭の中で記憶するだけの人もいる。

【画像】「勇気をもらった」「前向きになれた」と読者から大反響を得た20万部突破のベストセラーが装い新たに登場。5つの基本方針から、人生をより豊かで有意義なものにするための30の方法を紹介

ただし、やろうと思うだけで、実行をいつまでも延期する人が少なくない。いずれにしろ、誰もが新しい年に達成したい目標を考える。

たとえば、体重を落としてスリムになる、もっとお金を稼ぐ、転職する、新しい友人をつくる、仕事とプライベートのバランスをとる、古い写真をスクラップブックに入れる、健康的な食生活を実践する、長期休暇をとる、もっと運動する、大切なことを先延ばしにしない、などなど。

しかし、多くの人にとってこうした「to-doリスト」の最大の問題は、項目をたくさん掲げすぎることだ。その結果、それらをすべて達成することは不可能に近いという厳しい現実に直面する。

一度に多くのことをしようとすると力が分散して、どの項目も達成できずに後悔することになる。また、リストの項目をすべて達成する方法を考えるのに時間をかけているうちに身動きがとれなくなり、ほとんど何も達成できなくなる。

そしてそれもまた後悔の原因になる。では、どこから始めればいいのか?

数年前、ある男性が「人生を好転させる方法を教えてほしい」と相談を持ちかけてきた。目標に向かって邁進(まいしん)するために、日々の課題をてきぱきと片づけていきたいというのだ。

どんな課題でも成し遂げるという自信家だが、最近はどうも仕事がはかどっていない様子だった。一例として、毎日、百通を超えるメールを受信していたが、優先順位が高い十通ほどのメールを開いて読むだけだった。

残りは未開封のまま月末までため込み、翌月の最初の日に数千通の未読メールを一気に処理して、幸先のいいスタートを切っているという幻想に浸っていたのだ。

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