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「前2輪」のユニークな形状で走るRaptorの可能性 街中の走行で快適かつ安全な移動手段を追求

東洋経済オンライン / 2025年1月4日 7時40分

そんなROIDZ TECHが作るRaptorは、決して絵空事ではなく「明日のモビリティはどうなるべきか」を真剣に考え、テスト走行を繰り返して作られたプロダクトだ。現在のままでは非常に高価なマシンになるが、製品化へのアプローチの方法はいろいろある。

「F1レーサー全員に提供して、ピットの中の移動手段に使ってもらうのもいいかもしれませんね」と杉原さんは語る。サーキットは広く、パドックを歩いて移動すると非常に長い距離を歩かねばならない。年俸数億から数十億円を稼ぐF1レーサーなら少々高価なマシンでも気軽に乗ってくれるに違いない。発想のスケールが大きい。

筆者も試乗させてもらったが、気軽に乗れて非常に運動性に優れている。前2輪の安定感は高く少々縁石に乗り上げてもラインを乱されることはなかった。またキックボードと違って急制動も可能だし、通常の2輪車と違って、車体をバンクさせたまま強くブレーキをかけることもできる。その特異なスタイルとは裏腹に、非常に実用的な側面もある。

いつか、このRaptorの市販バージョンが道を走れるようになったら、ぜひ近所に出かけるのに使いたい。いろいろと夢の膨らむプロダクトだ。

村上 タクタ:編集者・ライター

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