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脳疲労の具合は頭を触ることで確かめられる 過去への後悔、スマホ閲覧、スポーツでも脳は疲労する

東洋経済オンライン / 2025年1月5日 13時0分

視覚が原因となる脳疲労はパフォーマンスへの影響が大きく、試合の前日はスマートフォンに触れないようにしているプロ野球選手もいるぐらいです。しかし、情報源をシャットアウトするだけでは回復能力を改善するには不十分なので、目や耳のリカバリートレーニングも行います。

原因③不良姿勢で血流低下

姿勢が悪いために、脳の疲労が進むことがあります。たとえば不良姿勢、いわゆる猫背であごを前に出した姿勢が典型的です。この姿勢は首が圧迫されるので、血流を妨げます。

血流が低下すると新陳代謝が低下し、本来、短期間で分解・排出されるアミロイドβ(脳内でつくられるたんぱく質の一種)などのさまざまな老廃物や疲労物質が溜まります。その結果、脳の疲労が進み、脳機能が低下していきます。

特にストレートネックなどの首の歪みや肩周りの緊張は、姿勢や動作という直接的な影響だけでなく、このような脳の疲労による間接的な影響を生むので、なるべく早急に改善する必要があります。

脳が疲労したときの症状としてはボーッとしてしまうなどが代表的ですが、怒りっぽくなってしまうケースも多いです。ふだんなら笑って見過ごせるようなことにも怒ってしまうことがあれば、脳疲労を疑ってください。前頭前野と呼ばれる、感情のコントロールを担う領域が疲労して機能低下すること、感情の安定を担うセロトニンという物質の分泌が減少することがおもな原因として考えられています。

脳疲労が起こると、思考力が低下する、やる気が出ない、頭が重たい、ぼんやりする、うっかりミスが増えるなど、パフォーマンスの発揮やトレーニングの質に直結するような症状が起こります。

おもに後頭部と側頭部、さらに頭部の皮膚も固くなるので、皮膚をつまんでみて痛みがあったり、そもそもつまめないぐらいに頭皮が固かったりする場合は要注意です。特に五感からくる脳疲労の場合は、眼球や耳が固くなるという症状に現れます。

リカバリートレーニングでは、後頭部と側頭部、頭皮全般の固さを取り除くほか、眼球や耳をほぐすトレーニングも行います。

後頭部と側頭部の固さをチェック

実際に、脳疲労や目・耳・首の状態をチェックしてみましょう。次のやり方で後頭部・側頭部の固さを確認できます。

後頭部や側頭部の固さは、脳や目・耳の疲労、そして首の状態を反映します。指を使ってグリグリと圧を加えたときに痛みがないことが重要です。

余裕があれば、該当する部位の皮膚が痛みなくつまめるかもチェックしてください。つまめない場合は、疲労により固さが出ていることを意味します。

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