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東大生実践「試験開始5分」で合格率上げる秘訣3つ 試験の傾向が大きく変化してもあわてない方法

東洋経済オンライン / 2025年1月5日 7時50分

試験が始まったらすぐにやったほうがいいことについて解説します(撮影:梅谷秀司)

受験が近づくにつれ、さまざまな不安や焦りを抱える受験生や親は多いと思います。それらを解消するためにはどうしたらよいのか。大学入学共通テストまでの毎日連載「現役東大生が解決!受験お悩み相談室」では、偏差値35から東大合格を果たした漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡壱誠氏が率いるカルペ・ディエムのメンバーが、数多くの受験生を指導した経験を基にした解決策を伝授します。【連載第16回】

最初の5分は「試験分析」に使う

東大生は、試験開始から5分間でどんなことをしていると思いますか?

【漫画・ドラゴン桜で理解】試験が始まってすぐにやったほうがいいこと

多くの人は「普通に問題を解いていたんじゃないの」と思うかもしれません。たしかに、早く問題を解いたほうが賢そうな気がしますよね。

でも東大生は決まって、最初の5分を「試験分析」に使っています。試験をしっかり確認し、準備をしたうえで解くようにしているのです。そしてそのほうが合格になりやすいのです。

今回は試験5分前に行うべき東大流の試験分析について、3つみなさんにお話ししたいと思います。

①今回の問題で傾向変化はなさそうか

まず確認するのは傾向変化です。過去問を何度も解いてきている人であれば、だいたい今年はこんな問題が出るだろう、ということはなんとなくわかるはずです。

でも、過去問と同じような問題を毎年出してくれるとは限りません。一気に問題がガラッと変わることも少なくないのです。しっかり対策をしている受験生であっても、「なんだ、この問題!? こんな問題、見たことないぞ!」と思うような問題が出ることもあります。

とはいえ、傾向変化自体はあまりこわがる必要のない事象です。傾向が変化して問題が難しかったとしても、入学試験というのは絶対評価ではなく相対評価の場合が多いですから、平均点が下がって合格最低点も下がるだけだからです。みんなが同じ問題を解く以上、傾向がいくら変化しても差はつかないのです。

問題はその傾向変化に「いかに対応するか」です。まず問題文を全ページざっと見て、いつもと違う問題が出題されていないかを確認します。

いつもと違う問題なら、一度その問題がどのようなものなのかを確認しておきます。その場で最初に解き始める必要はありませんが、どのような問題なのかを知らないと対処法も思い浮かびません。ですからまずは見て、難易度を確認します。

「これならいつも通りの順番で対応できるだろう」「これは解いてみないとわからないから後回しかな」という判断をして、次の分析に移ります。とにかく大事なことは、傾向変化があっても焦らずに対応することです。この点はぜひ覚えておきましょう。

テストは効率的に点を取れば勝ち

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