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全国300の駅弁からマニア厳選「容器買い」弁当5つ 「鉄オタ垂涎」「メロディ付き」定番から個性派まで

東洋経済オンライン / 2025年1月12日 8時10分

今回紹介する5つには入れていないが、容器がかわいい『東海道新幹線弁当ありがとうドクターイエローT4編成引退ver.』(写真:筆者撮影)

出張や旅行で駅弁を購入したとき、特徴がある容器を持って帰ったことはないだろうか?

【写真で見る】駅弁マニアが厳選した「容器買い」したい駅弁。食後のおすすめ活用法も紹介(14枚)

駅弁は味や実用性だけでなく、目で楽しませるために「ご飯が炊けるもの」「たこつぼ型」「メロディ付き駅弁」「家で子どもの弁当容器として使える」など、容器にさまざまな工夫を凝らしたものがある。

全国の駅弁が約300種類も大集合する「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」(京王百貨店新宿店で開催)の中から、「容器買い」したくなる駅弁を紹介しよう。

鉄道ファン垂涎の「JR貨物公認」駅弁

全国で1日400本、長距離だと2000km以上(札幌~福岡間)を走破する貨物列車のコンテナを再現した「JR貨物コンテナ弁当」の容器は、JR貨物公認だけあって、細部まで成功に作り込まれている。

しかも容器は積み上げて保管が可能で、何個も取っておけば、実際の貨物列車のようにコンテナをレイアウトして再現することも可能だ。

写真14枚:駅弁マニアが厳選した「容器買い」したい駅弁5つ。食後のおすすめ活用法も紹介!

現在のところ、2020年に発売された第1弾(神戸のすき焼き編)は「予想の5倍の売り上げ」だったといい、第2弾(鯛めし編)第3段(京都の鶏めし編)に続いて、2025年1月から第4弾(大阪の焼肉編)が発売。すでに家に複数個のコンテナを積み上げているファンも多く、135×90×95mmというお手頃な容器を、「手のひらサイズのフィギュアの保管(交換用パーツも同じコンテナに収納)」に活用する方もいるという。

車内が輪唱状態に「メロディ付き」駅弁

三重県・松阪駅の駅弁業者「あら竹」は、1895(明治28)年の創業から130年の歴史を持つ。看板商品は、日本で初めて牛肉の駅弁を名乗った「元祖特撰牛肉弁当」と、「メロディ付き駅弁」こと、「モー太郎弁当」だ。

黒毛和牛のお面のような容器を開けると、フタの裏のセンサーが反応して、童謡「ふるさと」が流れる。JR紀勢本線の特急「南紀」などでは、松阪駅を過ぎると客席から「ふるさと」が輪唱のようにあちらこちらで聞こえはじめて……みんな購入して、車内に持ち込んでいるようだ。

なお、2002年9月に発売された当初の名称は「松阪牛モー太郎弁当」であったが、翌年にスタートした産地認定システムの関係で「松阪牛」と名乗れなくなっている。もちろん松阪牛と同様の肉質(市内の有名販売店で仕入れている)、いまどきこの肉を1700円で食べることができて、かつメロディ付き容器がついてくるなら安い。

子供が喜ぶ「特急列車ヘッドマーク」駅弁

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