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全国300の駅弁からマニア厳選「容器買い」弁当5つ 「鉄オタ垂涎」「メロディ付き」定番から個性派まで

東洋経済オンライン / 2025年1月12日 8時10分

かつて筆者が、料理動画の配信で土釜をよく使っていた際の対策は「水気がついたまま火にかけると割れるので、しっかり自然乾燥させる」「過度な強火にかけない」「とにかく現地に足を運んで買い増す(現在では都内にも店舗あり)」など。普段使いで炊飯用の鍋を探されている方は、普通の1合サイズ土釜や、アウトドア用のメスティンを購入した方がいい。

タコつぼにフタがついた!

山陽新幹線の新神戸駅・西明石駅などで販売されている駅弁「ひっぱりだこ飯」は、明石海峡でのタコ漁によく使われる、タテ長の「タコ壺」型(底が膨らんで広く、上側の口が狭い)陶器に入っている。

中には醤油味の炊き込みご飯に、タコ煮や刻みアナゴ、錦糸卵、タケノコ土佐煮など。食べ進めるとごはんの中からタコ天が出てくるのも、お宝を掘り当てるようで楽しい。

2021年1月に「ひっぱりだこの蓋」が登場

さて、食べ終わった後の陶器をどう活用しようか?

この陶器は質感がしっかりしていることもあり、関西の家庭なら「何かに使えそうなので、オカンが取り置いていた」などの理由で、1個か2個はある。ただ、「ツボ」だけで「フタ」がないため、用途がありそうで「ペン立て」「カイワレ大根を育てるプラント」以外、具体的に思いつかない……という方も。

ここで、2021年1月に登場したのが、「ひっぱりだこの蓋」だ。上部の狭い口部分にぴったりフィットする蓋は、全国の「“あの”たこ壺が使えそうだから取っておいた」人々に絶大な支持を得て、何と発売翌月には「5000個が完売」(2021年2月22日付「産経WEST」より)。

蓋の発売が、台所の隅で眠っていたタコ壺容器の実用性をグンと上げたといえるだろう。

重ねて小物を収納できる「JR貨物コンテナ弁当」、メロディが鳴る「モー太郎弁当」、普通にランチボックスとして優秀な「特急列車ヘッドマーク弁当」、炊飯ができる「峠の釜めし」土釜、フタを別売りで購入すれば使い方が広がる「ひっぱりだこ飯」……実用やインテリアなど用途を問わず、「容器買い」したい駅弁は、まだまだある。

ひとまず、全国からそんな駅弁が大集合する駅弁大会(京王百貨店なら「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」)に足を運んで、”掘り出しモノ駅弁”を探してみるのもいい。

宮武 和多哉:ライター

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