防災のプロが「保存食」をほとんど買わない理由 意外と豊富!賞味期限「1年以上」の普段の食品
東洋経済オンライン / 2025年1月16日 14時0分
防災士兼整理収納アドバイザーとして活動するMisaさんは、2018年の大阪府北部地震をきっかけに防災に目覚めました。
11歳と13歳の息子、夫、犬1匹との3LDKのマンション暮らしを楽しみながら、もしものときの安心も備えたい。そこでたどり着いたのは、家族が好きな味の備蓄食材や、使いやすい収納、管理しやすい仕組みといった「防災を無理なく続けるための暮らしの工夫」でした。
新著『最新版 おしゃれ防災アイデア帖』では、そんなMisaさんのアイデアが多く紹介されています。
本稿では同書から、とくに「真似したい」「参考になる!」の声が多かった「災害用の保存食のそろえかた」をお届けします。
食品備蓄の収納とローリングストック
わが家では、災害用に作られた保存食をほとんど購入していません。今まで食べたことがない保存食を選ぶのが難しく、どれがいいのかわからなくて探すのが面倒になってしまったのです。
【写真15枚】災害用の長期保存食ではなく、食べ慣れた「賞味期限が1年以上」の普通の食品はこちら。
そのため考え方を変えて、食べ慣れていておいしいものの中から、比較的日持ちするものを見つけて備蓄することにしました。今まで気にとめていませんでしたが、食べ慣れているものの中にも思いのほか賞味期限が長いものがあったり、ローリングストックに向いているものがありました。
わが家はキッチンにパントリーがないので、廊下にある収納の一部がその役目をしています。ここでも“防災専用の食材”と分けずに、賞味期限の長さや種類でざっくりと分けています。
ローリングストックとは
普段食べている食材を多めに買っておき、食べた分だけ補充していく方法のこと。日々の暮らしの中で、少しずつ食べながら、もしもの時に備えることができます。収納スペースの限られた住宅状況に合った食材の備え方です。
わが家の食品の備蓄も、特別な長期保存食ではなく、食べ慣れたものや自分がおいしいと思えるものを選んで備えています。値段も長期保存用のものより手頃ですよね。
・缶詰のストック
いつもの買い置きの中で比較的賞味期限が先のもの(缶詰やお餅など)と、長期保存食はクーラーボックスの中で管理しています。パンやクッキーのようにそのまますぐに食べられるものと、スープやおかずのように温めて食べられるもの、どちらも備えておくといいですよ。
・ジュースや調味料のストック
野菜ジュースや調味料もローリングストック。キッチンに分散させず一括管理しています。上からみると何があるかひと目でわかります。
この記事に関連するニュース
-
あって良かった“防災用品”トップ10の第1位は…?
Entame Plex / 2025年1月15日 11時40分
-
《能登地震から1年》防災士が教える「備蓄の新常識」携帯トイレや非常食にカップ麺はNG
週刊女性PRIME / 2025年1月1日 8時0分
-
「いつも」と「もしも」を賢く両立 防災のプロ2人が語る、フェーズフリーな暮らし
PHPオンライン衆知 / 2024年12月28日 12時0分
-
【防災バッグ】“重さ”は重要 非常食「フリーズドライ」のメリット&デメリット
オトナンサー / 2024年12月28日 8時10分
-
物置に放置されていた「ペットボトルの水」。賞味期限が3年前に切れていたのですが、捨てて新しく買い直すべきでしょうか。
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月24日 3時30分
ランキング
-
12025年は「子どもの心が動く声かけ」から始める 「リラックスしてね」のいったい何が問題なのか
東洋経済オンライン / 2025年1月16日 11時0分
-
2「JALとANA」どこで違いが生まれたのか? コロナ禍を乗り越えた空の現在地
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月16日 6時10分
-
3悲しいほど売れなかった「刻みのりハサミ」、“名前を変えただけ”で100万本超の大ヒット商品に
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月16日 8時10分
-
4《1個買うと1個もらえる》スーパーカップ、大粒ラムネ...お菓子などが無料に。セブンがお得企画を大量追加!【1月16日時点】
東京バーゲンマニア / 2025年1月16日 12時6分
-
5千葉、埼玉はすでに下落に転じた…「マンション価格の上昇率」東京都に次ぐ2位と3位の意外な県の名前
プレジデントオンライン / 2025年1月16日 9時15分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください