1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

有明ガーデン「新開店フードコート」の正直な感想 店の顔ぶれは面白い、オペレーションの改善は課題?

東洋経済オンライン / 2025年1月18日 8時40分

店舗面でも、コンセプトの通りにワンハンドで食べられるメニューをそろえたテナントが目立つ。とはいえ各ブランドの新しい取り組みなども目立っており、フードコートとしての魅力は十分にある。

ドミノ・ピザが初出店 手軽に食べられるフードが充実

例えば、OEDO ARIAKE STYLEは豊洲市場内で人気の海鮮丼店などを営業する企業が手掛ける新業態だ。

「シーフード・ファストフード」を銘打ち、シャリと海鮮を海苔で包んだ「すしドッグ」などを販売している。

また、フードコート初出店のドミノ・ピザも面白い。コンパクトサイズのピザが食べられる「ピザBENTO」とドミノシェイクシリーズなどにメニューを絞り込んで出店している。

通常、宅配ピザは電話やインターネットで注文し、店舗へ行くのは受け取るタイミングである。

そのため、ピザがどのように作られているか目の前で見ることは少ないが、この店舗では注文してから自分のメニューがどのように完成していくかを見られ、体験的な付加価値もあるように感じる。

近隣住民のニーズにも対応しているが、オペレーションは…

入居テナントを見ていると、東京ガーデンシアターに来た人の「サクッと需要」だけでなく、近隣住民のテイクアウト需要も見込んでいることがうかがえる。

不二家が運営しており、都内初出店の「ペコちゃんmilkyドーナツ」はその一つだ。

その他、ミートパイを中心に扱う「バイロンベイミートパイ」や点心などを販売する「da pai dang 105」といったテナントで、有明ガーデンが有する2つの客層が抱えるニーズに合致したラインナップである。

イオン等、身近なフードコートにはないチョイスで、自然とテンションが上がる。

見物もそこそこに、席を確保。さて何を食べようか。1枠は、国内にいくつもあるフードコートのうち、ここでしか食べられないドミノ・ピザだろう。

他の店舗と比較して、知名度も十分にあるし、味も想像できるからか、割と空いている。

メイクラインで生地をこねる店員さんたちを眺めながら注文列に並び、ドミノ・デラックスのピザBENTOをシェイクセットで。シェイクはリッチチョコレートを選んだ。

もう1枠は、せっかくだし寿司を食べたいし、OEDO ARIAKE STYLEにしよう。他の店舗もそこそこ並んでいるが、中でも最も盛況だ。

とはいえ、ファストフードを銘打っているし、すぐ注文できるだろう――という考えは甘かった。まったく列が進まない。まあ新業態だし、しょうがないか。店員さんが大きなサーモンの身から皮をはがしている姿を見ながら、待つ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください