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有明ガーデン「新開店フードコート」の正直な感想 店の顔ぶれは面白い、オペレーションの改善は課題?

東洋経済オンライン / 2025年1月18日 8時40分

そのうち、ドミノ・ピザの呼び出し機が鳴ってしまった。それでも、ここまで並んだのだし注文まであと3組ほど。もう少し粘ろう。そんな私の考えなどつゆ知らず、何度も何度もドミノ・ピザから呼び出しのアラームが鳴る。

ドミノ・ピザの店員さんからしたら、不安で仕方ないだろう。あまりに申し訳ないので、行列を脱出して受け取りに向かった。

オペレーションは要改善も、期待が持てるチョイスだ

受け取ったはいいものの、フードコートに来て1つの店舗だけを味わうのはもったいない。痛い目を見た寿司は諦めて、比較的行列が短いように見えたペコちゃんmilkyドーナツに並ぶ。レジの前に注文を受ける人がいたり、店舗にたくさんの人がいたりと早く進むだろう。

しかしながら、こちらでも結局20分近く待たされてしまった。店員さんはテキパキ動いているのに、なぜこんな時間がかかったのか。ざっと見たところ、珍しい店舗だからかかなり大量に購入する人が多い。

加えて、陳列している棚のどこに何があるのか、オープン初日どころかプレオープンなので慣れていない店員さんも多いのだろう。

同様に、どの店舗も結構行列の進みが遅いように見受けられた。座席自体は超満員というわけではないため、もったいないように感じるが今後オペレーションは改善されていくだろうし、大量購入する人も徐々に減っていくだろう。

また、プレオープンということを考慮すると「にぎわい感」の演出としては効果を発揮している、といえるかもしれない。

さて、ピザBENTOとシェイクの待つ席へ帰還した。まずはピザBENTOを開くと、コンパクトにまとまったピザとポテトがお出迎え。ボリューム感は1人で食べるようにちょうどいいし、複数人で軽く食べるのにも適している。

イベント終わりに感想を語らいながら食べているシーンは、容易に想像できる。

フードコートで、満腹の至福を味わう

ドミノ・デラックスは見た目こそジャンキーだが、シャキシャキ感のあるピーマンやオニオン、さらにマッシュルームと肉以外の具材もそこそこ載っていてそこまで罪悪感はない。

この罪悪感を一気に引き上げるのが、濃厚な味わいでホイップも乗ったシェイクである。ガッツリとした食事だけでなく、カフェ的にフードコートを利用するうえでは重宝するメニューに感じる。

ペコちゃんmilkyドーナツでは、milkyドーナツを2つ、さらにmilkyクリームドーナツと3つを購入した。milkyクリームドーナツは、包み紙がミルキーを想起させる遊びごころのあるデザインとなっている。

クリームの入っていないmilkyドーナツは米油で揚げているといい、そんなに「重たいな」と感じない、軽めの味わい。milkyクリームドーナツも、クリームは入っているがあっさりしていると感じた。

今後の「進化」が楽しみなフードコート

連載でこれまで訪問してきたフードコートは、オープンから間もないものもいくつかあったものの、オープン前の訪問は今回のARIAKE FOOD STAGEが初。

今までのフードコートも、当初はオペレーションを含めていろんな課題が見つかり、そして改善してきたのだろう。

新しく、話題になりそうな店舗もあるなかで、ARIAKE FOOD STAGEが今後どのような進化を見せていくのか、いずれまた訪問してみたい。

鬼頭 勇大:フリーライター・編集者

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