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部下困惑!「石破構文」的な話し方「改革のススメ」 ビジネス現場で「いるいる!」 話し方改善の方法

東洋経済オンライン / 2025年1月20日 7時45分

「結局何が言いたいの?」。本人は丁寧に説明しているつもりでも、実は相手を困惑させているかもしれません(写真:Taka / PIXTA)

「いるいる! うちにも"石破構文"の上司」

【画像】「ネバネバ」「ねちっこい」など、石破首相は会見時の様子などからも特徴的な話し方が指摘されやすい

「"石丸構文"よりはいいけど……」

「ああいう話し方をされると、タイパが悪すぎる!」

石破茂首相の特徴的な話し方――「石破構文」がたびたび話題になる。

以前、昨年の都知事選における石丸伸二氏の特徴的な話し方について『石丸伸二的な話し方「石丸構文」堂々使う人の末路』という記事を書いたが、実際は「石丸構文」よりも「石破構文」の話し方をする人の方がビジネス現場に多いのではないだろうか。

「石破構文」を使う人の何が問題で、どう改善したらいいのか?

そもそも「石破構文」とは何か?

「石破構文」とは、石破茂首相によく見られる話し方の特徴を形容したものだ。回りくどい言い回しが特徴で、国会答弁などで見られるたび、ニュースやSNSで指摘されている。丁寧に多面的な視点を提示しようとするせいで、そうなってしまうのだろう。

「石破構文」のような話し方をする上司は、身近にもいるのではないだろうか。たとえば以下のような上司と部下の会話例が考えられる。

部下「部長、来月から始まる新プロジェクトについて、具体的な目標や役割分担をうかがいたいです」

上司「いいかい。新プロジェクトというものは、まずもって組織全体が一体となり、互いに協力し合うことが重要だ。だが、必ずしもその段階においてすべて明確になるとは限らない。

個々のメンバーがどう動くべきか、あるいはどのような形でサポートを行うのか、そういう点において、その都度検討を重ねていく必要があると考えるわけで、すぐに結論を出すのではなく、慎重に進めることが肝要だと私は思う」

部下「ええと……。つまり、今は方針そのものがまだ固まっていないという理解でよいのでしょうか?」

上司「固まっていないというよりも、むしろ各部署の状況を踏まえながら最適解を模索している段階であると言いたいんだよ。

この大事な、新しいプロジェクトが、大きく花開くためには、焦らずに可能な限り、多角的な視点を取り入れねばならないと私は考えているので、そうした視点から具体化を図る準備に着手していく必要がある、ということだ」

部下「ということは、具体的な役割分担やスケジュールは、もう少し後に発表されるということですね?」

上司「一概に後、というわけでもなく、それぞれ現場の声や、関連部署の動向を見極めながら決定していくということだ。いずれにせよ、明確なスケジュールを提示する際には……」

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