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もはや電車関係なく嫌だ、車内「迷惑ランキング」 マスクしない人増え「インフル大流行」に危機感

東洋経済オンライン / 2025年1月20日 6時30分

民鉄協の担当者は「順位にかかわらず重要な課題であることには変わりない」と話した。

迷惑行為ランキングは男女別、年代別でも発表されている。男女別のランキングを見ると、男女ともに1位が「周囲に配慮せずせきやくしゃみをする」だが、2位は男性が「座席の座り方」、女性が「強い香り」と違う結果になった。ちなみに「強い香り」は男性のランキング上位には見当たらない。つまり、香りが気になるのは男性よりも女性のほうが多いということになる。

70代以上の1位は「優先席のマナー」

年代別では10代以下、20代、30代、40代、50代、60代、70代以上についてランキングが発表されており、20代から60代まですべて1位は「周囲に配慮せずせきやくしゃみをする」だったが、70代以上の1位は「座席の座り方」と「優先席のマナー」が同着。これもほかの世代にはない特徴である。

70代以上の乗客が優先席に関心を持つのは納得だが、60代はどうなのだろう。この点について民鉄協の担当者に尋ねると「60代で仕事をしている人も多く、優先席は自分には不要と考えているのではないか」とのことだった。

最後に、マナー改善の傾向に関して。「駅や電車内のマナーが以前と比べて改善されたと感じるか」という設問に関して2023年度は「やや悪化した」14.4%、「悪化した」18.7%だったが、2024年度は「やや悪化した」19.9%、「悪化した」27.5%という結果となった。昨年度と比べてマナーが悪化したと感じる人の割合が増えている。乗客一人一人が気をつけることで、次回の調査ではマナー悪化の流れが改善に向かうことを願いたい。

大坂 直樹:東洋経済 記者

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