国民・玉木氏が「ネットどぶ板」徹底してきた事情 「ポピュリズム」と「ブロードリスニング」の違い
東洋経済オンライン / 2025年1月21日 8時0分
政治ジャーナリストの青山和弘が政党や各界の論客をゲストに招き、日本の政治を深掘りする「青山和弘の政治の見方」。今回はゲストに国民民主党の玉木雄一郎・衆議院議員を迎え、同氏が注力してきた「ネット戦略」についてじっくり聞いた。
前編:国民・玉木氏「178万円の旗降ろす」場合の絶対条件
※記事の内容は東洋経済の解説動画シリーズ「青山和弘の政治の見方」の下記の動画から一部を抜粋したものです。外部配信先では動画を視聴できない場合があるため、東洋経済オンライン内、または東洋経済オンラインのYouTubeでご覧ください。
――国民民主党がここまで躍進した理由の1つがインターネット、とくにYouTubeの利用に長けていたことだと思います。2024年はネットの影響力が選挙結果を大きく左右した年でもありました。便利なメディアである一方、その怖さを感じることはないでしょうか。
【動画を見る】大連立の可能性は?/中長期の経済政策/労働市場の流動化/玉木総理誕生の可能性/積極的な防衛力の強化/SNS活用の背景/参議院選挙の戦い方
私自身は”背に腹を代えられず”SNSに頼ってきた面が強いです。与党、野党第一党、その次……とだんだん規模が小さくなるにつれ、地上波テレビや新聞では取り上げてもらいづらくなる。そんな中である種のオウンドメディアとして、当時走りだったYouTubeに行かざるをえなかった。
7年前くらいに着手してコツコツやってきましたが、チャンネル登録者数が10万人に到達するのに4年かかり、そこから2年経った今は55万人まで増えています。加速度的に増える以前、初期はなかなか伸びない一方で批判ばかり受けるので辛かった。でもそこでいろいろなことを学びました。
リアルと同じく「どぶ板」が重要
――具体的には、どんなことを?
ネットの影響は確かに大きくなってきていますが、基本的には伝えるツールなので、やっぱり重要なのは中身。コンテンツマーケティングが最も重要だと私は思っています。
あとは、普段からコツコツ発信を続けること。言ってみれば”ネットどぶ板”です。選挙時だけでなく普段から訪問するなど、リアル世界でのどぶ板戦略は大事だとずっと言われてきましたが、ネットで発信するのもドアノックと同じことです。
――一方で、YouTube視聴者の反応を見ながら登録者数増を狙っていくとなると、どうしてもアテンションエコノミーというか、刺激的なもの、あるいは国民に受けのいい政策・受けのいいやり方に偏っていくのではと不安に感じます。
この記事に関連するニュース
-
国民・玉木氏「178万円の旗降ろす」場合の絶対条件 「働く現役世代を助ける政策」に全振りした背景
東洋経済オンライン / 2025年1月18日 8時0分
-
【解説】通常国会から都議選・参院選へ…“野党連携”含め今夏にかけ国政展望は?国民・榛葉幹事長に聞く(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2025年1月16日 21時24分
-
国民民主幹部が速攻賛同 安野貴博氏提唱の新AIプロジェクトに「参加を至急検討」榛葉幹事長
日刊スポーツ / 2025年1月16日 19時11分
-
「少数与党」でモヤモヤする日本政治だが、そのしなやかさは民主主義の希望となり得る
ニューズウィーク日本版 / 2025年1月1日 8時0分
-
「売れない実力派地下アイドル」から1年半 国民民主・玉木氏が語る現在地と「178万円」の行方
J-CASTニュース / 2024年12月28日 12時0分
ランキング
-
1被害者は“別人と間違われて”刺されたか 容疑者のマレーシア人「現場近くの住人を襲撃するよう依頼され来日」 兵庫・芦屋市
MBSニュース / 2025年1月21日 12時15分
-
2フジテレビの“中居会見”だけじゃない…石丸伸二の記者会見にも共通する“偉そうなオールドメディア感” とは?「記者を選別、肝心なことは言わず…」
文春オンライン / 2025年1月21日 6時0分
-
3障害者の働く場がオープン半年で「閉鎖します」。400人が解雇や退職、運営は同じ会社のグループだった
47NEWS / 2025年1月21日 9時0分
-
4119番通報で駆けつけた救急車を奪い、走り去った疑いで逮捕の男「自分で病院に行こうと思った」
読売新聞 / 2025年1月21日 10時46分
-
5「ウクライナで衛生兵」称し支援物資の薬だまし取る、「注目されることに高揚感」…無職男に有罪判決
読売新聞 / 2025年1月21日 6時44分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください