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会社擁護で炎上「フジ男性アナ」に私が同情する訳 注意不足だが、彼も今回の騒動に巻き込まれた側だ

東洋経済オンライン / 2025年1月21日 17時40分

渦中のフジテレビ。男性アナの発言が「会社擁護」だとしてネット上で炎上している。しかし、彼は真に責められるべき人なのだろうか(撮影:今井康一)

中居正広さんの女性トラブルに端を発した、フジテレビの対応をめぐり、CM出稿を見合わせるスポンサーが相次いでいる。

【画像】「一度もやめたいと思ったことがない大好きな会社」と涙した37歳男性アナ

港浩一社長による会見が「不十分だった」との声が続出し、風当たりは日に日に強くなっている。

そんな中、フジテレビの情報番組で、同局アナウンサーが行った発言に、批判が集まっている。自社を「大好きな会社だ」と表現しつつ、涙ながらに事態解明を求める姿に、「お涙頂戴か」などの声が寄せられているのだ。

ネットメディア編集者である筆者も、この言動は軽率だったと見ている。しかしながら一方で、「たたかれすぎではないか」とも感じる。経緯を振り返りつつ、その理由を考えたい。

「めざまし8」では社員にコメントを求める場面も

フジテレビは2025年1月17日、港社長による会見を実施し、「第三者の弁護士を中心とする調査委員会」の設置を発表した。

【画像】番組中に意見を求められ、「一度もやめたいと思ったことがない大好きな会社」などと語った酒主アナ

しかし、会見場に入れる取材陣を制限し、動画撮影などを認めなかった姿勢から、「説明が十分ではない」と批判が相次いでいる。

会見の様子は、一部フジテレビの番組でも報じられた。週明け1月20日朝の情報番組「めざまし8(エイト)」ではVTRによる概要紹介の後、メインキャスターの谷原章介さん(52)が「この問題、なかなかお伝えすることができず、申し訳ありませんでした」などと謝罪した。

放送では、経緯説明を経て、コメンテーターの橋下徹弁護士らの見解を紹介。その流れで、フジテレビ社員にコメントを求める場面もあった。

解説委員の風間晋氏は「社員を34年ぐらいやっているが、今回の事案に関して報道が出てくるまで知らなかった」と発言。

局側が事態を認識した時期が、ジャニーズの性加害問題が話題になった時期と一致していると指摘し、「今回の対応で、どれだけの納得感が得られるのか」との疑問を示した。

番組では谷原さんが、同様にメインキャスターを務める小室瑛莉子アナウンサー(25)の意見も聞いた。

小室アナは「徹底的に洗いざらい調査をしてほしい。もし会社に悪いところがあったとして、そのうみを出し切らない限り、報道機関として自信を持って伝えることができなくなる」と懸念を示し、同僚への臆測がSNS上で広がることの悔しさから、「そういう思いをしないためにも、会社には生まれ変わってほしい」と求めた。

「フジ37歳男性アナ」の発言に批判が相次ぐ

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