1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

40代「夫婦関係の壁」との軽やかな向き合い方 小さな違和感やズレが積み重なり壁になる前に

東洋経済オンライン / 2025年1月23日 14時0分

日々の生活の中で、なんとなくの違和感が積み重なっている夫婦も多いのでは?(写真:zon / PIXTA)

人生の折り返しに差し掛かる40代前後は、男女を問わず「このままでいいのかな?」と迷う人が多い、というのは音声メディアVoicyで人気の尾石晴さん。尾石さんが考える"アラフォー"世代が抱えるモヤモヤ感、すなわち「40歳の壁」を軽やかに乗り越える方法とは? 本記事は尾石さんの著書『「40歳の壁」を越える人生戦略 一生「お金・つながり・健康」を維持できるキャリアデザイン』より一部を抜粋、再編集し、「夫婦関係の壁」について考えます。

【前回記事】誰もがぶつかる「40歳の壁」攻略した人が強い真実

小さな「石」が積み重なる「夫婦関係の壁」

「40歳の壁」にぶつかるのは、結婚してから10年前後。いろいろな悩みが小さな「石」となり、積み重なってできてくるのが「夫婦関係の壁」です。

【画像】「40歳の壁」を「わかりやすい図」で理解しよう

小さな「石」とは、価値観のすれ違い、子育ての方針の違い、家事育児分担の不満、それらを解決せずに放置した違和感やズレなどです。たとえば、冷蔵庫を買い換えたい妻と、それより車を買い換えたい夫で意見が分かれたとします。

妻「日常的に使う冷蔵庫が先でしょう」

夫「いや、家族の思い出につながる車がいいよ」

結局、どちらかが折れるものの、心の底では納得していない。似たようなエピソードは、どの夫婦にも山ほどあるはずです。

結婚生活におけるこういった些末なことを、繰り返しすり合わせて夫婦の絆を深めていくのが理想ですが、すり合わせられないまま「石」として足元に転がっていることもよくあります。

そのまま踏み続けて砂になり、消えていくこともあれば、他の石とくっついて巨大化することもある。さらに厄介なのが、不満という名のセメントが流れ込んで岩盤化したり、自分を守る防波堤にするために自らが石を強固に固めてしまったりすることもあるということ。

各家庭によって石の種類、壁の高さや厚さも違いますが、アラフォーともなれば一緒に過ごした時間に比例して、石が積み重なって壁となり、存在感も増してきているはずです(下図)。

私の質問箱(匿名で質問をする&質問を受け取れるオンラインのサービス)には、日々いろいろな悩みが飛び込んできます。これまで1500件以上の質問に回答してきました。

夫婦関係にまつわる悩みも多く寄せられます。価値観のすれ違い、家事育児分担の不満、子育ての方針の違い、セックスレス、自分のキャリアはどうなる問題……。わかるよ、わかる。私も結婚11年目。石を蹴飛ばしたり、積み上がった石の壁を乗り越えたりして、ここまでなんとかやってきたのです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください