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中居さん引退で続出「番組サイトの削除」の違和感 オールドメディア批判加速、業界の倫理観が議論に

東洋経済オンライン / 2025年1月25日 8時30分

23日、芸能界からの引退を表明した中居正広さん。民放各社は、中居さんの出演番組の公式サイトを削除していっています(編集部撮影)

タレントの中居正広さんが、芸能界引退を発表した。

【画像】引退発表後、スピーディーに削除された中居さん出演番組のアカウント

昨年末から報じられていた女性トラブルは、いまや中居さん個人の疑惑ではなく、社員の関与が伝えられているフジテレビの企業コンプライアンス問題に発展している。

しかしながら、いま岐路に立たされているのは、フジだけではない。すでに業界全体の倫理観が問われつつあり、他の民放テレビ局も安穏としてはいられない状況だ。

その一端は、打ち切り番組をめぐる対応からも垣間見られる。なかには終了発表後、すぐさま公式サイトを削除する番組も。「公式サイトの即削除」を通して、民放局が立たされている岐路を考えたい。

「37年間、ありがとうございました。さようなら…」

中居さんは2025年1月23日、ファンクラブ向けの会員ページで、同日をもって芸能活動を引退すると発表した。

その後、公式サイトでも、「これで、あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も、様々な問題、調査に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。全責任は私個人にあります」などと報告。関係者や相手への謝罪とともに、「37年間、ありがとうございました。さようなら…」と結んだ。

発表文によると、中居さんの所属事務所「のんびりなかい」も残務整理が終わり次第、廃業するという。すでに「のんびりなかい」名義での公式Xアカウントは、引退発表に前後して削除されている。

このタイミングで引退発表した理由として、中居さんはテレビ・ラジオ局との会談がすべて終わったことを挙げていた。

前日の1月22日には「だれかtoなかい」(フジテレビ)、「中居正広の土曜日な会」(テレビ朝日)の終了が発表されており、これで全レギュラー番組が終了・打ち切りもしくは降板となっていた。

番組公式サイト、SNSの削除が相次ぐ

そんな中、一部で注目されているのが、終了番組の公式サイトやSNSだ。

1月20日に打ち切りが発表された「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBSテレビ)は、その日のうちに公式サイトが消滅。

「土曜日な会」のページも姿を消し、いずれもかつて存在したURLを開こうとすると、局のトップページに飛ばされてしまう。

「即削除」の対応は適切なのか?

こうした対応について、SNS上では違和感の声が出ている。「残しておくと都合が悪いのか」「初めから存在しなかったことにしたいのか」といった勘ぐる投稿も見られ、その対応を疑問視する人は少なくない。

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