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40億円超売れる「超人気チョコレート催事」の実態 百貨店の「4大イベント」は何がすごいのか

東洋経済オンライン / 2025年1月26日 12時30分

また、チョコレートの原材料であるカカオの魅力を伝える「カカオワールド」も名物企画です。カカオから一貫製造されるビーントゥバーチョコレートが国内外から集まり、美味しさとともにカカオ産地や生産者の思いが紹介されています。

「祝祭広場」と呼ばれるオープンスペースでは、誰でも無料で参加できるセミナーが連日開催され、ショコラティエやカカオ関連の出店者が最新の知識やデモンストレーションを披露します。来場者はチョコレートを楽しむだけでなく、文化を体験することもできます。会場は心地よく買い回れる空間が確保され、装飾が楽しくエンターテインメント性があります。

「楽しさ世界No.1」を目指すチョコレートイベントです。

名前:「バレンタインチョコレート博覧会」
場所:阪急うめだ本店

オープン前から大盛況! 誰もが楽しめるチョコレートが並ぶ
ジェイアール名古屋タカシマヤ「アムール・デュ・ショコラ〜ショコラ大好き〜」(名古屋)

「アムール・デュ・ショコラ〜ショコラ大好き〜」は、名古屋のジェイアール名古屋タカシマヤで毎年1月中旬から2月14日まで開催される、日本最大級のバレンタインイベントです。

2024年には約150ブランドのチョコレートが集まり、ジェイアール名古屋タカシマヤの発表によれば、2024年度の売り上げは41億円を超え、過去最高となりました(先行販売会、サテライト会場、EC売り上げを含む)。会場は10階のメイン会場と、2024年は同店内の7フロアにあり、「ジェイアール名古屋タカシマヤ フードメゾン 岡崎店」もサテライト会場となっています。

まるでお祭り!朝から長蛇の列

とにかくお祭りのような賑わいが特徴で、連日早朝からチョコレートを買う人が長い行列を作っています。東京を拠点にする人気ショコラティエや、全国の有名ショコラティエたちは来場するとスターのような歓迎を受け、商品にサインを書き続けたり、遠くからも姿がよく見える「お立ち台」に立って接客したりしています。

イベントの限定チョコレートは、名古屋や東海3県の素材を使ったものが多く、名古屋独自の文化に合わせたお裾分けしやすい手頃なサイズのチョコレート菓子や、花柄やイチゴなどの可愛いパッケージデザインのチョコレートが豊富に揃っています。

チョコレート初心者でも難しく考えることなく、美味しく楽しめる商品が、中部地方の多くのファンをつかんでいます。東海地方の来場客が好むチョコレートを取り揃え、来場したシェフを盛り上げる会場作りが活況を生み出しています。

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