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SNS時代の異業種交流「つながる相手」の見極め方 受け身の姿勢では「役立つ人脈」は作れない

東洋経済オンライン / 2025年1月30日 18時0分

相手が求めているものを把握した上で、それに応じたアプローチを考えます。相手がグルメであれば、おいしい店の情報を集めて、相手が好みそうなレストランを選び、デートに誘う。それを繰り返すうちに、両想い(双方向通行)になる可能性が高まり、めでたく想いも遂げられるでしょう。
恋愛に限らず、相手に必要とされる人になってはじめて、物事は引き寄せられるのです。

▼ ある結果がほしい
  ↓
▼ 結果を得るために相手がほしがっているものは何かを考える(相手目線で物事を考える)
  ↓
▼ 必要なものを揃える
  ↓
▼ 結果が出る

単純なステップです。「相手目線で物事を考える」ステップを入れるだけで、結果は大きく変わってくるでしょう。

では次に、不特定多数の人と交流できるパーティーやSNSにおいて、大切なポイントを考えてみましょう。

異業種交流会に行って名刺を配る。たくさんの人とつながる。パーティーに行って、尊敬する人とあいさつする。その人とつながろうとする。推し活に行く。メンバーとつながろうとする。

最近はネット上でもつながりは一層増えており、SNSやメールのやりとりをして、つながりを強めようとする。悪いことだとは思いませんが、意味なく多くの人と「つながっている」とすれば、それは無駄な行動であり、時間の浪費です。つながるのは、「自分にとって価値のある人」「自分が興味のある人」だけでいいのです。

では、自分にとって価値のある人とはどういう人か? それは、自分が求めているものを提供してくれる人です。

私であれば歯科医師ですから、たとえば患者さんを紹介してくださる方です。私は著者でもあり、本を作っていきたいわけですから、本作りを一緒にしてくれる編集者、ライターさんも大切な存在。本を売ったり、買ったりしてくださる人にも興味があります。

極端に言えば、何億円ものビジネスをしたいわけではないので、ビジネスで大成功している人は、私にとって価値のある人とは言い難いです。いろいろな業界の有名人であっても、自分に何か価値をもたらさないのであれば、つながらなくていいと考えています。

優先順位を決めることで、集中力まで高まる

重要なのは「自分にとって何が大切なのか」を知っておくことです。すると、物事の優先順位がわかるため、明確な態度を取ることができます。

「何となくやる」「意味なくやる」がなくなれば、やるべきことに集中できて、結果を出しやすくなるのです。

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