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蒲田から蒲田へ「たった800m」の新線に集まる期待 渋谷~羽田空港「新空港線」メリットと実現への課題

東洋経済オンライン / 2025年1月31日 19時30分

大田区は「新空港線」の建設と同時に蒲田地区一帯の再開発を推し進めており、築50年を超えた駅ビル「グランデュオ蒲田」「東急プラザ蒲田」に補助金を出してでも、建て替えを促している。

蒲田エリアは駅ビルに限らず建物の老朽化が激しく、道路も軒並み狭い。街として全体的に防災の問題を抱えており、再開発は避けて通れないだろう。ただ、その中でも「蒲田らしさ」は失ってほしくないものだ。

戦前には松竹の映画撮影所がある街として知られた蒲田は、いまも裏路地に一杯飲み屋が連なり、夜ごとに賑わいを見せる。周囲には昔ながらの銭湯が何軒も軒を連ね、地下から湧く温泉「黒湯」からの湯上がりには牛乳だけでなく、特製の「かき氷入りビール」(ゆ〜シティー蒲田・季節限定)や釜めし(蒲田温泉)まで味わえる……。

【2025年1月31日20時40分追記】初出時、映画撮影所の企業名に誤りがありましたので、記述の一部を修正しました。

新空港線の建設と一帯の再開発で、蒲田の街は様相を変えてしまうだろう。それは仕方ないとして、街のどこかに「猥雑でドキドキする下町・蒲田」がどこかに残っていてほしい。そう考えるのは、筆者の勝手な願いなのだろうか。

宮武 和多哉:ライター

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