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手の届く新型「フリード」キャンパーに熱視線 普段の移動にも使いやすい車中泊仕様が登場

東洋経済オンライン / 2025年2月1日 7時30分

会場に展示されたデモカーの室内には、2列目シートの背もたれを倒し、その上にベッドマットを設置。荷室にはベッドの土台となるフレームを装備し、それらの上にもベッドマットを置き、中央には着脱式のテーブルも装備。これらにより、大人4名がくつろげるリビングにすることができる。また、テーブルを外し、6分割式のベッドマットを敷き詰めれば、フラットなベッドにすることも可能。ベッドサイズは長さ1800mm×幅1270mmで、大人2名の就寝が可能なスペースを確保する。

ベッドキット以外にも充実した装備

さらに、このモデルでは、荷室後方の左右に小物などの収納に便利な木製キャビネットを備える。また、92Ahのサブバッテリーや40Ahの走行充電器を装備するため、キャンプ場などでエンジンを停止していても家電製品などを使うことができる。右キャビネット下には、5連スイッチパネルやAC100Vコンセント、USBポートなども備え、電装を一括管理することができる。ほかにも、ベッドフレーム下には荷物の収納スペースも確保しており、キャンプ用品などの積載に使うことができる。

ちなみに、こうした装備は、先代フリード+の車中泊仕様とほぼ同じで、新型では室内のカラーをよりシックな色調へ変更。また、左右キャビネットの高さを変えることで収納のしやすさを向上させるなど、細部にわたるアップデートを行っている。

フリードクロスターMVの価格(税込み)は、ベーシックな仕様の場合で398万2700円~456万3500円。また、25AhサブバッテリーチャージャーやFFヒーター、天井断熱加工など、さらに充実した装備を施したコンプリート仕様の場合、価格(税込み)は447万7700円~505万8500円だ。新型フリード クロスターの5人乗りは、ベース車の価格(税込み)が281万2700円~343万7500円なので、キャンピングカーとしては比較的リーズナブルと言えるだろう(キャンピングカーやベース車の価格は2025年1月10日現在)。

ちなみにロッキー2では、これらベース車も含めた完成車だけでなく、ユーザーの車両持ち込みにも対応し、その場合の費用は147万円~196万5000円(諸費用が別途必要)だ。さらに、先代フリード+についても、ベース車を持ち込みすれば、架装は可能だという。

車中泊&キャンピングカー初心者に最適

新型フリードは、2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、2024年を象徴する1台として大きな話題となったクルマ。果たして、その人気がキャンピングカーのジャンルにも波及し、フリードクロスターMVがユーザーから大きな支持を受けられるのかが注目だ。

とくに、このモデルは比較的リーズナブルな価格も含め、初心者などの入門向けには最適。いまだに成長を続け、新規ユーザーも多いというキャンピングカー市場において、どのようなインパクトを与えるのかに注視したい。

平塚 直樹:ライター&エディター

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