「努力が上手な人」「下手な人」を分ける決定的な差 いつも頑張れる人は「準備の力」を熟知している
東洋経済オンライン / 2025年2月1日 9時30分
「いつも目標を達成する人たちを分析してたどり着いたのが、『努力の前の準備』という概念です」
そう語るのは、数々の著作を持ち、現役東大生社長として多方面で活躍している西岡壱誠氏だ。
「実は彼らは、頑張る前に『準備』をすることで、努力の効率を上げ、ムダな努力をなくしているんです」
その方法を紹介した書籍が、新刊『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』だ。ここでは、本書の「イントロダクション」を抜粋・再編集して、「頑張る前の準備」の考え方を紹介してもらう。
「仕事や勉強の失敗」には、さまざまなタイプがある
みなさんは、仕事や勉強をしていて、失敗してしまった経験はありますか?
【書影】18の準備で「ムダな努力」を徹底的に排除する方法を解説した『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』
たとえば、「この書類、期日までに頼むね」と言われていたにもかかわらず、期日をすぎてしまったなんて経験、あるのではないでしょうか。
「経理作業は毎月末までに終わらせてね」と言われていたにもかかわらず、締め切りを守れない人って多いものです。
逆に、直近の仕事は期日どおりにできるけれど、長期的にやらなければならない仕事を溜め込んでしまう人もいるのではないでしょうか。
1カ月後までにコツコツやらないといけない仕事が終わらない、夏休みの宿題を積み残してしまって8月31日に泣きながら終わらせた、そんな人もいるかもしれません。
ほかにも、「楽しくないとできないタイプ」の人もいるでしょう。気分が乗っているときであればうまくいくけれど、乗っていないとなかなか頑張れない、という人っていますよね。
逆に「楽しさはどうでもいいけれど、しっかり指示されないとできない」という人もいるでしょう。やるべきことを細かく指定されたほうがいいタイプと、そうでないタイプがいると思います。
ここまで、いろいろな「仕事や勉強の失敗例」をお話ししてきましたが、おそらくみなさんも、どれかには当てはまるのではないでしょうか?
全部当てはまったという人は少ないと思いますが、一部のものに関しては「あ、それは自分もやったことがあるな」「これは自分のことだなあ」と思ってくださったのではないかと思います。
さて、僕が何を言いたいのかというと、仕事や勉強など、努力をして何かを成し遂げようとするときには「困難」があり、その困難には「たくさんの種類」があるということです。
この記事に関連するニュース
-
「御上先生」伝授"思い出す勉強法"で成績は伸びる ただ教科書やノートを見返すだけの復習はダメ
東洋経済オンライン / 2025年1月27日 9時0分
-
受験直前「試験で合格勝ち取る子」に共通する強み 残念ながら試験不合格…いったい何が違うのか
東洋経済オンライン / 2025年1月17日 8時0分
-
東大生実践、試験の不安消す「前日の過ごし方」4選 試験当日に焦らないための簡単な秘策を伝授
東洋経済オンライン / 2025年1月16日 7時40分
-
「受験は戦略が9割」今から合格率を上げる秘訣3つ 設定した点数に届くように解くテクニック
東洋経済オンライン / 2025年1月10日 8時10分
-
デキる人が「あえて〆切間近を後回し」にする理由 予定通りに仕事を終わらせるスケジュール術
東洋経済オンライン / 2025年1月7日 11時30分
ランキング
-
1蔦屋重三郎も大打撃?「鱗形屋」を次々襲った悲劇 本がヒットし成功を収めた鱗形屋だったが…
東洋経済オンライン / 2025年2月1日 8時10分
-
2日本はいかにして「高級チョコ大国」になったのか 1990年代後半から高級店の進出が始まった
東洋経済オンライン / 2025年2月1日 14時0分
-
3松屋で新登場「380円・たまごモーニング」の実力 全店で一定のクオリティを出せたらすごいことだが…
東洋経済オンライン / 2025年2月1日 7時50分
-
4「トランプ劇場Season2」エピソード1の見どころ ひとつ間違えば仲間割れで「ハネムーン終了」も
東洋経済オンライン / 2025年2月1日 8時30分
-
5なぜ「東京暮らし」「裕福な家庭」の子しかバレエを続けないのか? 日本人が知らない「プロバレリーナ」の“驚きのお金事情”「政府の助成金が下りても赤字」
文春オンライン / 2025年2月1日 11時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください