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ウーバー「割高すぎる」と思う人に伝えたい"現実" 逆に心配になる?人気トップ5飲食店の価格設定

東洋経済オンライン / 2025年2月1日 8時50分

注目の2位は青色。1位は赤色の飲食店

2位にランクインしたのは『ローソン』だ。私が配送した計200件の内、同店の配送は計24回。

ローソンの強みは、深夜の時間帯でも注文できることだ。特に年明けシーズンは各店が閉まっているせいか、かなり需要が高かった。気になる価格設定は、からあげくんレギュラー味318円(店舗価格248円・28%増)。アサヒスーパードライ350mlは318円(店舗価格224円・41%増)。マチカフェホットブレンドコーヒーMサイズ280円(店舗価格200円・40%増)となっている。

ウーバーでの注文数が多い飲食店、堂々の第1位に輝いたのは『マクドナルド』だ。私が配送した計200件の内、同店の配送は計57回。つまり私のウーバーでの報酬の約30%が、マクドナルドに支えられていた。価格設定はハンバーガー240円(店舗価格170円から。41%増)。ビックマック650円(店舗価格480円から。35%増)。フィレオフィッシュセット880円(670円から。31%増)……。

これは余談だが、私は昨年末にイタリア・ローマにあるマックの店舗で、1つあたり約340円もする普通のハンバーガーを食べた。昨今、何度も値上げされているマクドナルドだが、それでも海外と比較するとまだまだ安いと言えそうだ。

以上、ご覧の通り注文数上位トップ5に入っている飲食店はすべて、かなり良心的な価格設定が行われていた。

チェーン店ならではの効率化によって、ウーバー側に35%もの手数料を支払っても利益が出る仕組みになっているのだろう。だからこそ、ユーザー側の人気も獲得しているのかもしれない。

最終的に配達手数料とサービス料が加算されたとしても、店舗価格より50%増ほどでデリバリーしてくれるのなら、急な体調不良に襲われた人や、共働きで忙しい子育て世代には、サービスとして魅力を感じるのではないだろうか。

おそらく私を含め、ウーバーの価格が高過ぎるイメージが拭えないのは、店舗価格より60~70%増以上で価格設定している飲食店が少なくないからだ。個人店だと致し方ないだろうが、ここに配達手数料等が加われば、店舗価格の2倍近くになってしまう。

飲食店側の事情はお伝えした通りだが、ユーザー側からするとやや納得感に欠ける価格設定に感じても、何ら不思議ではない。

価格ではなく「質」で勝負するスターバックス

最後に『スターバックス』についてご紹介したい。

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