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「子どものメイクに好意的」母親たち意識の変化 今こそキッズ向けの正しいメイク知識が必要

東洋経済オンライン / 2025年2月2日 10時30分

小学生ギャルモデルの“りゅあちゃん”(画像:『わたしもまわりも笑顔になる 小学生のメイク本』)

母親の鏡台にある口紅をこっそり塗ってみる。色つきのリップクリームをバレないように塗って学校へーー。

小学生のメイク事情というと、そんなイメージを持たれる方が多いかもしれません。しかし近年はSNSや動画サイトの情報を見てK-POPアイドルやギャルメイクを真似し、大人顔負けのクオリティで仕上げている子が増えています。

そんな子どもたちを「親にしかできない方法で温かく見守ってほしい」と言うのは、『わたしもまわりも笑顔になる 小学生のメイク本』を出版したヘアメイクアップアーティストのイガリシノブさん。イガリさんは小学生と幼稚園児の娘の母でもあります。イガリさんに、現在の母親たちが自分の幼少期とは一変した子どもたちのメイク事情をどう見ているのか、教えてもらいました。

【前の記事】「涙袋メイク」小学生から母親世代へ広がる魅力

キッズメイク、保護者世代との違い

我が家でも、数年前から長女がメイクに興味を持つようになり、YouTubeやTikTokで流れてくる動画を参考にメイクをするようになりました。周りのお友達も同じような状況らしく、ママ友たちからキッズメイクについて質問されることも増えました。

【画像】子ども向けに書かれた「メイクをするまえのやくそく10」

メイクすれば、メイクを落とすという行為が発生し、メイク落としを使ったあとはセットで保湿も必要になります。子どもができる範囲で、TPOを踏まえたメイクはできるのか。メイクの楽しみは否定したくないけれど、学校生活や日常生活に支障が出ないよう、ルールはあったほうがいい。

何よりも、メイクによって、心が育ち、対人関係がスムーズになり、人生も豊かになるというメリットも知ってほしい。そんな思いから子ども向けのメイクの“教科書”を作ろうと考え、いろいろお母様からお話を聞きました。

都内在住のTさんのお宅では、小学4年生の長女の影響を受けて、幼稚園生の次女もメイクを始めているそうです。

「自分が子どもの頃を振り返ると、美容やファッションが好きな祖母の影響で、私も幼い頃から興味を持ってはいました。しかし、私の母がそこまで理解があるタイプではなく、時代としても、中学生、ましてや小学生なんてメイクするのは絶対ダメ、という感じでした。

自分でメイクするようになったのは、高校生からでしたが、それでも両親のスタンスは、“高校生なのに”。だから、親の目を盗んでメイクをしていましたね。私自身、母と一緒に楽しみたかったという思いもあります。

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