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話しかけたらアプリが連携「Galaxy S25」の新AI 検索結果を自動的にカレンダーに登録できる

東洋経済オンライン / 2025年2月4日 10時0分

対応しているのはグーグル純正アプリの一部や、サムスン純正アプリの一部。例えば、「来月あるMWC(モバイル関連の国際見本市)のスケジュールをカレンダーに登録して」と言ったところ、Geminiがネットからその情報を探し出し、カレンダーアプリに自動でそれが登録された。

同様のことを手動でやろうとすると、それなりに手間がかかる。検索でMWCのサイトを探し出し、それを開いたあと会期を確認してからカレンダーアプリを立ち上げ、件名と日付、時間などを入力しなければならない。Galaxy S25であれば、サイドキーを長押しして、Geminiに話しかけるだけだ。予定の登録が、大きく簡略化された。

また、「今日の予定を〇〇〇〇(家族の名前)に送って」と命令してみたところ、カレンダーアプリに登録されていた予定を抽出して、メッセージの下書きが作られた。メッセージ送信の場合は、最後にユーザーが送信ボタンを押す必要があるため、間違っていた場合は文面を修正できる。これも、アプリの起動やコピペの手間を省くのに役立った。

Geminiのアプリ連携はGalaxyの純正アプリであるSamsung Notesにも対応しているため、検索で調べたことを保存しておくといったこともできた。一例を挙げると、「Galaxy S25の仕様をGalaxy S24と比較して、それをSamsung Notesに保存して」と言ってみたところ、スペックや特徴をまとめたメモが作成された。後で読み返したいときに、役に立ちそうだ。

便利なアプリ連携だが、対応アプリが少ないのは残念なところ。上記の例ではメッセージで送信したが、LINEを使うことはできない。対応していないアプリや動作が絡んだ命令をすると、Geminiが回答するだけといった挙動になることもあった。まだまだ万能ではないが、現状でも活躍しそうな機会は多い。Galaxy S25だけでなく、Pixelシリーズでも利用できるようになるため、対応端末を持っている人はぜひ試してみることをお勧めしたい。

次の“一手”を提案してくれるAIセレクト

AIエージェントとしてふるまうもう1つの機能が、AIセレクトだ。使い方はグーグルの「かこって検索」に近く、画面内に表示したコンテンツをAIが分析する。かこって検索はグーグルの検索につながるのに対し、AIセレクトはその内容に合わせた次のアクションを提案するのが大きな違いだ。検索ではなく、スマホの操作を進めるためのAIといえるだろう。

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