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話しかけたらアプリが連携「Galaxy S25」の新AI 検索結果を自動的にカレンダーに登録できる

東洋経済オンライン / 2025年2月4日 10時0分

また、検索機能自体もAIで進化しており、キーワードではなく、自然言語をある程度読み解けるようになっている。「ギャラリー」アプリで写真を検索したいときに、文章でそれを指定することができる。端末そのものの設定項目を探す際にも検索は役に立つ。これまでは、単語を一致させて検索していたが、それを文章で書けるようになった。

例えば、「接続先を変更する設定」と書いてみたところ、Wi-Fiやモバイルネットワークを変更する関連しそうな項目がヒットした。「eSIMの入れ替えをしたい」と書けば、eSIMそのものを入れ替える項目だけでなく、通話やデータ通信にどちらのSIMカードを使うかを選択する項目まで表示された。これまでも、単語単位でこれらの一部はヒットしたが、それだけだと引っかからない設定変更まで提案してくれるようになった。

映像関連では、動画の音声を編集できる「オーディオ消しゴム」を搭載した。これは、人ごみのザワザワした話し声や、車、風の音などをAIが分析し、特定の音量だけを変更できるというもの。グーグルがPixelに採用した「音声消しゴムマジック」と同じことができる。ただし、Pixelのそれは2分までの動画が対象だったのに対し、Galaxyでは10分以上の動画でも利用でき、機能面が強化されている。

画像や線画などを元にイラストを生成する機能も、アプリ化され、より使い勝手が増している。これまではギャラリーなどで写真を開いたあとに呼び出すなど、やや操作の手順がわかりづらい部分があったが、「スケッチアシスト」というアプリにまとめられたことで、まずこれを開けばよくなった。また、スケッチアシストは先に挙げたAIセレクトからも呼び出せる。既存のAI機能も、より直感的に使えるよう、操作体系が改められている。

ただし、Geminiのアプリ連携でできることが限定されていたり、AIセレクトで提案される機能がワンパータンだったりと、その機能はまだ粗削りだ。AIエージェントというほど、万能な秘書にはならない。一方で、この機能が進化していけば、スマホをもっと自然に操れるようになる可能性もありそうだ。Galaxy S25は、AIエージェントのスタート地点に立った1台といえるかもしれない。

石野 純也:ケータイジャーナリスト

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