新築住宅の「アフターサービス」使いこなしのコツ メンテナンス費用削減 知らないと損するかも
東洋経済オンライン / 2025年2月5日 15時0分
つまり一定期間、無償で修繕を受けられる買い主の権利であり、適切に活用すれば、将来的なメンテナンス費用の削減にも役立てられるのだ。
外壁や窓周りのシーリングは要注意
ではアフターサービスでは、具体的にどのような修繕を依頼できるのだろうか。無償で修理してもらえる範囲は売り主によって異なるものの、ここではよくある修繕の例を3つ取り上げてご紹介しよう。
1. シーリングの不具合と雨漏りリスク
アフターサービスの期間内で、不具合が起きていないか、最も注意しておきたい箇所の代表例が、外壁や窓周りのシーリングだ。
シーリングとは、外壁の継ぎ目やサッシまわり、キッチンや浴室などの水回りに使用される、ゴム状の防水材のこと。外壁材同士や、外壁とサッシなどの部材間、すき間を埋めることで、雨水など外からの水の浸入を防ぐ役割を担っている。
このシーリングに施工不良があると、2年を待たずにひび割れや部分的な剥がれが生じたり、すき間が発生したりする可能性がある。そのまま放置すると防水性が損なわれ、雨漏りなどの原因にもなりかねない。そのため定期的にシーリングの状態を確認し、不具合があれば保証期間内に補修を依頼することが重要だ。
「少々雨漏りが発生しても、10年の保証期間内に直せばいい」と考える方もいるかもしれない。しかし、雨漏りをはじめとする水漏れの対応には想像以上に時間がかかる。
まず原因の特定を行ってから補修範囲の確定がなされるため、1~2カ月かかることも珍しくなく、工事期間が長期にわたるケースも少なくない。加えて工事する範囲をめぐって、居住者(施主)側と住宅メーカー・工務店との認識に差異が生じ、双方の思いがすれ違う事例も多い。
その結果、時間や手間、精神的な負担が大きくなってしまうことも考えられる。こうしたトラブルを避けるためにも、不具合につながりやすいシーリングの状態は、2年目の保証期間内に確認しておくと安心である。気になるところがあれば、早めに補修を依頼しておくことをおすすめする。
建具や壁紙・塗装は大丈夫?
2. そのままにしがちな建具の不具合
2番目にチェックしてほしいのが建具(たてぐ)の建て付けだ。建具とはドアや窓、ふすま、障子など、開閉できる仕切り部分のことで、新築時の建て付けが適切でない場合がある。
例えばドアの開閉時に異音がする、枠に擦れるといった症状が当てはまる。建具の不具合に関しては、簡単な調整で解消できるパターンがほとんどだ。その一方、早期に直さず、そのまま使い続けることで建具自体に歪みが生じ、交換が必要になるような場合もある。
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