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平清盛の名前に「の」が入る"意外と深い"理由 意外と知られてない「氏」と「姓」の違いとは

東洋経済オンライン / 2025年2月6日 15時30分

ですが、木曾で育ったため、木曾義仲(きそよしなか)と呼ばれています。ここからも、「氏」と「姓・苗字」が異なるものだとわかるでしょう。名前にもかなりいろんな歴史があるんですね。

肉に花の名前がついている理由を考えたことがあるか

肉には、花の名前がついている場合があります。例えば、馬の肉は「さくら」、猪の肉は「ぼたん」と、それぞれ花の名前がついています。これってなぜなんでしょうか?

実は江戸時代より以前の時代は、肉を食べるのが忌避されていたのです。動物の死んだ後の肉とか動物の血というのは汚れたもので、肉を食べたらダメ、という価値観があり、食事に大きな制限がかかっていたと言われています。

なぜこのような価値観があったのかには諸説ありますが、仏教における「不殺生」の考え方が根本にありつつ、病気の元になったりすることがあったからだと考えることができます。

とはいえ、完全に肉を食べないでいることは難しかったので、ひっそりと食べながら、「肉を食べていることがバレないようにするための隠語」を作ったのではないかと言われています。それが、花の名前だったわけです。

馬の肉を食べつつ、「これは、さくらの花を食べているだけだ」という詭弁を使っていたわけですね。確かに色合いとしては似ている感じがしますね。それが今まで残っているというわけなんですね。

ちなみに、「鳥の肉は例外的に食べてもいい」という価値観があったそうで、鳥は食べていたとのこと。ただ、「鳥の肉だけじゃなくて他の肉も食べたい!」ということで、うさぎも鳥と見做して食べていました。「うさぎはぴょんぴょん跳ねるから、鳥だ」と言って食べていたのだそうです。

今でもうさぎは「1羽、2羽」と「羽」で数を数えるわけですが、これはそのときの名残です。もう一つ面白いのは、それが身長にも現れていたということです。肉が食べられない以上、動物性タンパク質が摂取できないということは、その分、栄養不足になりがちです。

その影響からか、江戸時代の人たちはみんな身長が低かったと言われています。平均身長は男性でも155㎝程度、女性でも148㎝程度と低めだったと言われています。

頭のいい人は桜=死と捉える?

桜といえば、おそらく多くの人からしたら、春の代名詞とか、綺麗な花の代表例とか、そんなイメージを持つ人が多いと思います。4月になれば必ずお花見に行くという人も多いのではないでしょうか。

しかし実は、この桜に対して、文学の世界では「死」のイメージが付与されていることをご存じでしょうか?

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