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「1155円」「957円」頭のいい人なら気づく"法則" 数学ができる人は世界をこんなふうに見る

東洋経済オンライン / 2025年2月6日 12時30分

ちょっとした約数を考慮することで、計算が上手になったり、うまく物事を進められるようになったりすることがあります。ぜひ参考にしてみてください。

時間をお金で購入する概念

みなさんは、タクシーに乗ることはどれくらいの頻度であるでしょうか? 地方に住んでいる人であれば、自分で車を運転して行動する人も多いでしょうが、都会だと自分の車を持っている人は少なくて、駅を利用しての電車移動が多いと思います。しかし、自分の車を持っていないと、駅から遠い場所に行くのに少し苦労する場合が多いのではないかと感じます。

仮に、「歩いていけば35分で着くけれど、タクシーに乗れば10分で着く場所」に行かなければならないとします。タクシーに乗ると、1200円くらいかかります。 

さて、みなさんだったらタクシーに乗りますか? それとも歩きますか? もちろん、暑いか寒いか、雨が降っているのか晴れなのかによって話は変わってくると思いますが、このとき、合理的な人はどんなことを考えて判断しているのでしょうか?

ここでみなさんに知っておいて欲しいのは、「時間をお金で買う」という概念です。

まず、「歩いていけば35分」で「タクシーに乗れば10分」なのであれば、25分は時間が短縮できることになりますよね。さらに、そのタクシーの中で仕事をすることも可能で、5分は仕事ができるのでだいたい30分は時間を有効活用できることになります。

そして、その分の時間に対する対価が、「1200円」となるわけですね。つまり、タクシーに10分乗るというのは、30分を「1200円で買った」ということに他ならないのです。もしこのタクシーに乗る人が、1時間で2400円以上を稼ぐことができる人だったとしたら、乗ることで得をしていると考えることができます。会社員であっても同じです。その30分で、1200円以上の価値を生むことができるのであれば、会社としては経費が1200円かかったとしても、会社の利益になるわけです。

このように考えれば、他のことも含めて、「時間をお金で買う」ということは可能になります。今の時代、いろんなサービスを使うことで、時間をお金で買うことは可能です。

例えば、新幹線に乗るときに、自由席が満席だったとします。自由席を利用するとその時間は立つことになってしまい、仕事ができませんが、指定席を買えばその分の時間を買うことができます。食事を作るのにかかっている時間が毎日1時間なのであれば、食事を買ったり外食をしたりすればその時間を買うことができるかもしれません。

「タイムイズマネー(時は金なり)」と言いますが、今の時代はまさに、時間をお金で購入するということがどんどん可能になっている時代です。ネットで副業することは簡単になっており、クラウドワークスなどの仕事を使えば、「1時間で終わる仕事を受注しよう」と考えることができます。

自分の時間を売ることも、自分の時間を買うことも、簡単になっているのです。そういう点で言えば、タクシーは「移動するもの」というより、「お金で時間を買うもの」だと言えるのかもしれません。ぜひ、そういう見方をしてみていただければと思います。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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