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初心者でも失敗しない好みのワインの選び方 高いボトルだからおいしいとは限らない 

東洋経済オンライン / 2025年2月7日 16時0分

自分好みのワインを見つけるためのポイントについて解説します(写真:dejavu/PIXTA)

1000円前後のものもあれば数百万円のものまであるワイン。興味はあれど、幅広すぎる選択肢のなかからどれを選べばいいのかわからないという人も少なくないのでは? そこで、ワインスクールのトップ講師である紫貴あきさんに、自分好みのワインを見つけるためのポイントについて解説してもらいます。

※本稿は『キャラクターでわかるワイン図鑑』から一部抜粋・再構成したものです。

4タイプと「6大品種」を知っておく

おびただしい数のブドウ品種、産地、そしてつくり手たち。おまけにビールと異なり、ワインにはヴィンテージ(収穫年)まであるので話は複雑です。

そこでおすすめしたいのが、ワインを「軽めの白」「重めの白」「軽めの赤」「重めの赤」と4タイプにシンプルに分けることです。

ワインの軽い/重いは、ショップのPOPでは「ライトボディ」「フルボディ」と書かれています(中程度のものは「ミディアムボディ」になります)。この「ボディ」とは、飲んだときの重量感を指しています。たとえば、牛乳と飲むヨーグルトを比べると、飲むヨーグルトのほうが重たく感じますよね。このように、ワインに限らず飲み物には重量感があるのです。

ちなみに、この「ボディ」はアルコール度数とも関係していて、アルコール度数が高いとフルボディ、低いとライトボディになります。

軽めの白の代表品種が、ソーヴィニヨン・ブランとリースリングです。重めの白になる代表選手なら、シャルドネが挙げられるでしょう。軽めの赤ワインになる代表品種は、ピノ・ノワールです。カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーは重めの赤ワインになる有名品種です。

これら6つは、ワイン界におけるスター品種で「6大品種」とも言われます。まずはこの4タイプ6品種を基準として試してみて、好き/嫌いの基準を作るとよいでしょう。

とくにおすすめなのが、スーパーやコンビニで簡単に手に入りやすいシャルドネや、カベルネ・ソーヴィニヨン。とくにチリ産のシャルドネ、カベルネならば、財布に優しいばかりか、単一で仕込まれているものが多いためブドウ品種の特徴がとらえやすく、手始めに試してみるのに最適です。まずは、この2つの品種から飲んでみませんか?

まず試すならこのワイン

シャルドネからつくられる白ワインは、たいてい酸が穏やかなため、まったりとしています。言い換えるなら、しっかりとした飲みごたえがあります。もしシャルドネを飲んで美味しいと思った場合は、重めのワインがお好みかも。この場合は、同じくしっかりとした味わいのヴィオニエなども美味しいと感じると思います。

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