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初心者でも失敗しない好みのワインの選び方 高いボトルだからおいしいとは限らない 

東洋経済オンライン / 2025年2月7日 16時0分

オーストラリアの生産者ルーシー・マルゴーのように、毎年ラベルを変えたり、ハイブランドとコラボして、スタイリッシュさを強調するつくり手もいます。イタリアのつくり手ドンナフガータのラベルはドルチェ&ガッバーナのデザイン。飲む前からワクワク感が高まりますよね。

それぞれのラベルには、つくり手の想いが溢れています。このメッセージを受け取ることができるのは、きっと経験や知識の量ではなく、感受性豊かな人、たとえば音楽、美術、映画、旅が好きな人なのかもしれません。

店員さんを味方につけよう

ワインを飲み始めたばかりの頃は、専門店やデパートに足を踏み入れるのになかなか勇気がいるもの。

有名店ともなれば、店員さんがソムリエの資格をもっていることも多いので、「話しかけられたらどうしよう。産地も品種も詳しくないし……」と尻込みしてしまうかもしれません。

それに、専門店やデパートはたいてい高価格帯ワインを扱っているので「高いワインを売りつけられたりしないだろうか」と、不安にもなりますよね。

でも、そんなことを心配する必要はないのです。店員さんを味方につければ、お値段以上のワインや、珍しいワインを見つけることができます。ここでは、店員さんと話すときに押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

➀予算

専門店で扱っているワインは3000円~1万円以上と幅が広いので、どの価格帯のワインを探しているかを伝えることが大切です。だいたいの目安は3000円前後、5000円前後、1万円前後です。

➁用途

自分が飲むためなのか、ワイン会に持っていくものなのか、贈答品なのか用途を伝えましょう。自宅用なら100%自分の好みでいいわけですが、ワイン会となると、会の趣旨や、参加者の層に合ったワインを選ぶ必要があります。ちょっとした玄人が集まる会ならば、王道の産地でなく、珍しい国と品種の組み合わせが喜ばれそうです。店員さんに雰囲気を伝えると、いろいろおすすめしてくれます。

➂タイプ

単純に「赤・白・ロゼ」の分類だけではなく、前述したように「軽めの白」「重めの白」「軽めの赤」「重めの赤」のどのタイプかを伝えられるだけでも、探しているワインに近づくことができます。タイプがわからないときは、過去に飲んで好みの品種/嫌いだった品種を伝えてもよいでしょう。

専門的な知識は必要ありません。「ワイン力」を高めるチャンスだと思って、ぜひ店員さんと話してみてください。

紫貴 あき:ワインスクール講師

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