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胃腸を整え免疫UP、薬剤師おすすめ「大根料理」3つ 今が旬の食材をおいしく食べて健康効果も期待

東洋経済オンライン / 2025年2月7日 11時30分

イソチオシアネートは大根の辛味成分で、すりおろして空気に触れることで発生します。大根おろしが辛いのは、このイソチオシアネートによるものです。

イソチオシアネートは抗酸化作用があり、肝臓の働きを助けて解毒作用を高めますが、揮発性のため、時間が経つと失われてしまいます。成分を効率的に取り入れるには、食べる直前にすりおろして、すぐに食べるのがよいでしょう。

大根には抗酸化作用のあるビタミンCも多く含まれます。火を通すことで減ってしまうので、ビタミンCを破壊せずに摂るのであれば、大根は生で食べたほうがいいです。

おすすめの食べ方②はちみつ大根

続いてご紹介したいのは、「はちみつ大根」です。

風邪はのどの痛みから始まることが多いですが、唾液や飲食物を飲み込もうとするたびに痛みが起こるので、つらい症状の1つです。そんな、のど痛の緩和やのど痛予防におすすめなのが、はちみつ大根なのです。

昔からある民間療法ですが、筆者も驚くほど効果を感じています。特に今年のインフルエンザはのどの症状から始まるケースが多いようですので、はちみつ大根をうまく活用していただくといいかもしれません。

はちみつは抗菌、殺菌作用がある非加熱のものを選ぶのがポイント。加熱処理されたものには効果がありません。あまりにも安価なものは砂糖が混ざっていたり、香料で香り付けをしていたりする場合があるので、要注意です。

作り方は、大根を1センチくらいのサイコロ状に切り、ガラスの瓶やタッパーなどの容器に並べます。ヒタヒタになるより少し少なめ(8分目が目安)になるまではちみつをかけます。

半日ほどおけば、大根からしみ出てきた水分とはちみつが混ざりますので、その汁を大さじ1程度、ゆっくりと時間をかけて飲み込みます。夜に摂るのがおすすめです。

大根のおろし汁+はちみつでもOK

残った大根は料理に使うといいでしょう。甘くなった大根はサラダにそのまま入れてもいいですし、酢を加えて甘酢漬けにしてもおいしく食べられます。

なお、大根おろしの搾り汁を同量のはちみつと混ぜるという方法もあります。あっという間にできるので、「今すぐ摂りたい」というときにお役立ちです。

大根は生で食べるだけでなく、加熱したり干したりしても、健康効果を促してくれます。

生の大根の代表的な成分であるイソチオシアネートやアミラーゼは、加熱すると減ってしまいますが(大根の甘みが増すのはそのためです)、食物繊維は加熱すると水分が減って相対的に多く摂れるので、腸内環境の改善や、便通改善によるデトックス効果が期待できます。

お通じがイマイチ…というときはコレ!

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