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日本人の"足の悩み"の「元凶=扁平足」9つのサイン 今は大丈夫でも、やがてトラブルにつながる

東洋経済オンライン / 2025年2月8日 17時30分

日本人の足の不調のほぼすべては「扁平足」に起因しているという(写真:K.D.P/PIXTA)

足裏の「土踏まず」がつぶれている状態を指す「扁平足」ですが、「足のクリニック表参道」 院長の桑原靖先生によれば、じつは日本人の足の不調のほぼすべては扁平足に起因しているそうです。

今は大丈夫でもいずれは足のトラブルを招きかねない「扁平足」の見分け方と、その対応策について、桑原氏の著書『外反母趾と足底腱膜炎 自力でできるリセット法』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

ほぼ「扁平足」に起因している、日本人の足の不調

日本人の足の不調のほぼすべては扁平足に起因します。扁平足というのは、足裏の"土踏まず"がつぶれている状態です。

【イラストで見る】「足のトラブル」の元となる扁平足

なぜ土踏まずがつぶれると足の不調が生じるのか。そのメカニズムをひと言で説明するのは難しいので、本稿では詳しくは触れませんが、扁平足は次のような不都合を起こします。

①ふくらはぎに負担がかかる。

②足の指の筋肉が弱る。

③歩くとき足にかかる圧力の方向が歪む。

これらのことが原因となって、いくつもの足の不調が生まれます。

扁平足になる原因は、"骨格"と"歩き方"にあります。けれども、"骨格"を変えることはできません。骨格というのは、いくつもの骨が立体パズルのように組み合わさっている、いわゆる「骨組み」のことです。

この骨格の構造は、生まれつき決まっています。筋肉はトレーニングで強くしたり柔らかくしたりできますが、骨格構造は自分の努力で変えることはできないのです。

そして、"歩き方"も無理に変えるべきものではありません。なぜなら、かりに「歩き方がおかしい」と言われるような歩き方をしていたとしても、それは足のトラブルを無意識のうちにかばった結果なのかもしれません。言い換えれば、その「おかしな歩き方」が、今のあなたの骨格や筋肉に最適な歩き方となってしまっているのです。

足にトラブルが起こった原因に向き合うことをせず、表面的に「きれいな歩き方」に矯正してしまうと、別のどこかに不都合が出る可能性が大きいので、無理に「歩き方を変えよう」とは思わないことです。意識だけで"歩き方"を矯正するのではなく、足や脚のセルフケアをして、痛みを軽減することで、結果として「ちゃんとした歩き方」がついてくるのです。順序を間違えないことが肝心なのです。

「扁平足は治る」とか、「歩き方を変えれば治る」などという言葉をどこかで見たり聞いたりするかもしれませんが、それを信じて何かをやったとしても、残念ながらあなたの足の悩みは解決しません。

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