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日本人の"足の悩み"の「元凶=扁平足」9つのサイン 今は大丈夫でも、やがてトラブルにつながる

東洋経済オンライン / 2025年2月8日 17時30分

ふくらはぎが硬い人は珍しくありません。ふくらはぎの硬い人は足首も硬く、じつは「ちゃんと歩く」ことができていません。足首が柔軟に動かないので、足がちゃんと前に出ないのです。

そのような歩き方では、歩くたびに足に負担がかかります。すでに硬くなっている足首やふくらはぎに、さらに余分な力が入ります。そして足首が前に倒れるときに、土踏まずを地面に押しつけることで、なんとか蹴り出すことになります。

土踏まずを強引に地面に押しつけているのですから、足のアーチが崩れていくのは当然です。こうして扁平足が、どんどんひどくなっていくのです。それだけではなく、足の裏が無理に引っ張られているので、足裏の筋肉が炎症を起こしてしまいます。

足の前が上がらないせいで、つまずいて転ぶことも多いはずです。お年寄りが転びやすいのは、加齢でふくらはぎが硬くなっていることも1つの要因です。

フラットな靴よりも、ヒールが4センチを超えるようなハイヒールをはくほうが楽に感じる女性は、ふくらはぎの筋肉が縮んで硬くなっています。すでに「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」になるリスクを抱えている可能性もあります。

ハイヒールをはきたい人、立場上はかなければならない人は、ふくらはぎが柔らかくなるように、しっかり伸ばすことが必要です。硬くなっている脚まわり・足まわりの筋肉や関節は、緩めてしなやかにすることが必要です。

そのために効果的なのは「ふくらはぎを伸ばす」ことです。ふくらはぎを伸ばすことで、足首を柔らかくしましょう。びっくりなさるかもしれませんが、それだけで足先への負担が減り、取れる痛みは多いのです。

「股関節」も「脚の後ろ」も鍛えるほうがいい

足に痛みがなく、「ちゃんと歩く」ことができるようになるためには、股関節も柔らかくなければいけません。股関節に柔軟性がないと、無意識のうちに膝や足首で足の弱点を補うような歩き方になるからです。股関節の硬い人は、そこを伸ばさないかぎり、ちゃんと歩けないのです。

一方、若い頃は体が柔らかいので、足に弱点があっても、股関節などがその弱点を補ってくれます。そのおかげで足に痛みを感じないのです。

ですから、足にトラブルを抱えていることに気づかない人も多いのですが、歳とともに股関節は硬くなります。そうなると、足の弱点をかばうことができなくなり、人によっては膝にも痛みが出ます。ですから、股関節を鍛えることが、脚や足を守ることになるのです。

お尻の筋肉も大切です。お尻の筋肉は脚の後ろを通って足につながっているので、脚の後ろも鍛える必要があります。お尻や脚の後ろの筋肉を鍛えれば、足が守られて、ちゃんと歩けるようになるでしょう。

桑原 靖:「足のクリニック表参道」 院長

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