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「2.5トンの服の山」過酷なゴミ屋敷の"2日後の姿" "開かずの間"だった実家に入ると驚く光景が…

東洋経済オンライン / 2025年2月8日 11時0分

しかし、モノを溜めてしまう人を頭ごなしに否定してはいけない。この老夫婦も子どもたちに何か言われるのが嫌で、部屋に上げようとしなかった。

【写真】天井までギッシリ!「総重量2.5トン」の服の山…2日間にわたる片付けの様子【生まれ変わった部屋を見る】(55枚)

「私はフィギュアが好きで、ソフビ(ソフトビニール)人形を何体もコレクションしています。でも、その趣味がない人からすれば、“何に使うの?”と思うかもしれません。インテリアの一種みたいなものですし、好きなモノの価値観って人によって違うんです」

本が好きな人は読み終えた本も捨てずに本棚に並べている。何なら、数年間読んでいない本ばかりが並んでいることもある。本を一切読まない人からすれば、「メルカリで売ったほうが得じゃない?」「そもそも買わなければいい」と思うはずだ。

遺品をすべて捨てたワケ

1日目はスペースを確保して作業は終了。これだけモノが多いとさすがに2日ないと終わらないようだ。翌日も引き続きゴミの搬出を続け、最後は段ボール4箱とテレビとテレビ台だけを残し、作業は完了した。

遺品はあらかじめ子どもたちが取り出していると思いきや、この日までほとんど部屋には立ち入っていないという。

「貴金属、通帳、印鑑などの貴重品は保管しましたが、ほかは全処分でした。1つひとつ見始めたら気になってキリがないし、もともと知らなかったモノばかりなので捨ててしまっても同じこと。そんなふうに依頼者さまは考えていました」

家族の思い出の品や、両親が大切にしていたモノがあったらどうするのだろう。そう考える人もいるはずだが、これもモノに対する価値観の違いだ。空っぽになったマンションの一室も、間もなく売却した。

※本連載がマンガになりました。ぜひ、無料で読める【漫画「ゴミ屋敷」~孤独な部屋の住人たち~】もご覧ください。

【写真】天井までギッシリ!「総重量2.5トン」の服の山…2日間にわたる片付けの結果【生まれ変わった部屋を見る】(55枚)

國友 公司:ルポライター

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